アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Troutよりも上の話題性との評価

Mike Troutは現在のMLBを代表する選手。2012年に若くして出てきた時期がBryce Harperと重なったこともあってよく比較されましたし、ともに将来MLB史上に残るような通算成績を残すのではと期待されました。現時点ではTroutの方がより万能とされており、Best player in MLBというとTroutでほぼコンセンサスがとれる。Harperの契約が今オフに先に切れ、Troutの契約は2020年までですのであと2シーズンあります。

と、そういう評価・常識が先にあって以下のコメントを聞いたので私はかなり驚きました。MLBの手持ち局であるMLB NetworkのトークショーでShohei Ohtaniの怪我問題を取り上げていた中で出てきた発言なのですが、曰く
「契約金額も格安なのに話題性ではTrout以上の選手。その上Anglesは向こう1-2年でタイトルコンテンダーになるようなチームでもない。1年のロスぐらいどうってことない」なんて言われていました。トミー・ジョン手術で大量の選手が離脱するのが常態となっている現在のMLBならではの見方でもあるでしょうが、驚いたポイントはそこではありません。

TroutよりもOhtaniの方が話題性が高いという発言。そうなのか!という感じでした。私は日本人なのでどうしても公平に見られないし、日本語情報もある程度入ってきてしまうので一般アメスポファンとは情報内容も違う。よってアメリカ国内でのOhtaniの露出力がTroutより上だという判断はしにくかったわけですが、アメリカ人MLBジャーナリストでもそう思うんだなあと感心しました。普通の選手じゃあないだけにMLBファンだけでなく一般スポーツファンへの訴求力があるという意味でOhtani効果の方が強いということなのでしょう。

以前にも少し触れましたがMike TroutがMLB最高の選手であるのに顔認知度が低いという事実があります。試合の時間帯が人口の多い東海岸に合わない西に所属する不利もあるしそれがTroutの非ではないのは確実ですが、実際問題として派手さは足りない。それと比較するとOhtaniの話題性が勝るという指摘なんですね。Ohtaniの普通じゃない活躍内容は西海岸での不利を超えているのか。おもしろいなと。

その続きでAngelsがTroutとの契約延長もできるかどうかわからないという話題もやっていました。Trout本人にPhiladelphiaに行きたい意向があるのだとかなんとか。Angelsには引き止める意思もあり、それを実現する予算上の余裕もある(現在Angelsの重荷になっているAlbert Pujolsの契約が2021年に切れます)のに引き止められない初めてのフランチャイズの生え抜きスーパースター選手のFA移籍例になるかもとのことでした。

謎のPED使用での処分はトレンドか

NHL Vegas Golden KnightsのNate SchmidtがPEDの使用で20試合の試合停止をリーグから言い渡されています。
どうも変な事件です。NHLからリリースされた資料には検査に引っかかった薬物の名前がない。NHLはこの件に関して既にくだされた判断以上の情報提供は一切公表しないとしていますので一般に何が引っかかったのかはわからないままになりそうです。Schmidtはこの判断に反発していますし、発見された物質も極微量であったとされます。 リーグとの取り決めがあるのでしょう、Schmidt側もその疑惑物質の名前の公表はしていません。

似た事例にこのオフシーズンにNFL New England PatriotsのWR Julian Edelmanも使用薬物の名前が公表されないままでPEDルール違反を問われて4試合の出場停止処分を受けてます。こちらのケースではEdelmanは謝罪コメントを公表しており、処分内容や検査結果について争わないことで決着してますが、いったい何がどうなってPED違反が起こったのかは外部からは謎のまま。
それが謎だったせいもあり、延焼もしています。PatriotsのQB Tom Bradyの個人トレーナーであるAlex Guerrero(チームのメディカルスタッフと対立して、結果昨季スタジアム内の個人クリニックが排除された)からEdelmanに禁止物質が渡ったのではないかという疑惑がどこからか上がって(ソースは謎。謎が多いのです)、マスコミがBradyにその件を直接尋ねました。Bradyは不機嫌に馬鹿げていると一言残したままそれ以外はノーコメントとしてその記者との会話を打ち切ってます。

Edelmanは前年のプレシーズンで右膝のACL損傷で2017年シーズンを全休。そこからの復活を目指す2018年シーズンのハズでしたがいきなりケチがついた形になってます。PEDが負傷からの復活の過程での筋肉の増強を図ったものかもなあと想像します。
同様の怪我・手術をしたアスリートを個人的に知ってます。術後、ドクターから運動OKが出た時点で見せてもらったのですが、怪我をした側の足の筋肉はごっそりなくなってました。ご本人によれば結局左右の筋肉の差が目視でわからなくなるまでに2年ほどかかったと言います。 プロのトレーナーが付いて一般人とは違うメニューで復活に向けて鋭意トレーニングをしたであろうEdelman。元々Edelmanは誰よりも毎日早く練習に現れる練習の虫として知られる選手ですのでリハビリも現在のスポーツ医学のベストの方策が取られて、本人の努力も大変なものがあったのでしょう。ただその最中の時期にPED違反で捕まったわけですからリハビリで禁止物質を使って復活への速度を早める意図があったのであろうと想像されます。

16試合制のNFLでの3試合出場停止は、18.75%
82試合のシーズンのNHLでの20試合出場停止は、24.4%
Schmidtに下された処分の方がシーズンに占める比重は高いですね。意図的な摂取なのが明らかになったEdlemanの処分が比較的軽いのは事実関係を争わないことで1試合程度出場停止処分期間を短くしてもらった可能性があります。もし4試合出場停止だとシーズンの25%であり、ほぼNHLがSchmidtに下した処分と同じ割合となります。

使用物質の詳細を明らかにしないのはリーグ内外での模倣犯の出現を防ぐためでしょうか。プロのアスリートが違反のリスクを犯しても使おうをした物質となれば宣伝効果は抜群でしょうから、公表すればその違反物質の製造流通に関わる人間を利することになりますから。

Ohtaniの話題は何番目?

以前にも触れましたがスポーツニュースという形態の番組がアメリカでは消えつつあります。総合型だと長年アメスポ情報発信のデファクトスタンダードだったESPNのSports Centerが生き残っていますが、スポーツニュース専門局だったESPNEWSですらいまとなってはニュース番組をほとんど流していないほど。速報性ではもうネット・アプリにかなう可能性はなくTVからは撤退に近い状態です。その代わり番組放送中の画面下の速報試合情報などは充実してきてます。こちらはネット情報よりもある意味速いかもで重要性が増しているかも。
その最後の砦Sports Centerは今週はテニスUSオープンの試合終了後の放送というスケジュールで、毎晩長時間の試合が放映されるので放送開始は午前1時2時というぐあいで、東部時間の一般視聴者には見られない状態です。
なにをぐだぐだと説明しているかというと、興味があって今日のスポーツニュースで例のShohei Ohtaniの肘の手術の話題と同夜の2本塁打を含む打者としての活躍という異常なニュースがどの順番で取り上げられるのか知りたったのですが、スポーツニュース自体を見ることが困難ということがわかっただけでした。画面下の情報では昼間からOhtaniのトミー・ジョン手術が推奨される新しい靭帯の傷が見つかったというニュースはトップクラスの扱いなのは確認できました。

先日の登板のときの球速の異常低下は既に当ブログでも触れました。MRIの結果新たな傷発生で今季の投手としての登板はもうなくなったと。それが速報で知らされた数時間後にバカバカ2本のホームランを含む4の4、3打点4得点1盗塁。元気いっぱいです。この人何者?という感じです。投手の肘の靭帯が手術が必要なほどの状態でもホームランは打てるんだなあというのはほぼすべてのスポーツファンはこの日知ったことでしょう。

これ、本当にメスを入れるんでしょうか。トミー・ジョン手術をするとほぼ1年半後の本格復帰となります。そうなるとこの秋に手術をしたとして2020年の開幕時に投手としては本格復帰を目指すことになります。現在のOhtaniの契約はその話題性・実力と比して極端に安い年$500,000程度。お金のことを考えれば格安の今のうちに手術で1年棒に振っても次期契約の時期までに万全の状態に持っていく方が得。

ただ過去の経緯を踏まえるとOhtaniはお金を判断基準にしているとは思えない。MLBの若手選手への契約ルールがあるので2年後にMLBにやってくれば金額は10倍規模またはそれ以上に跳ね上がるのがわかっていたのにあっさりMLB移籍を決めたのを見てもそれは確実。なので彼本人が何を基準に手術を受けると判断するか、1年間打者としても活動不能となる選択をするのかは予測不能でしょう。特に打つ方で当夜にこれだけ派手に打ってしまうと。常識が通用しない選手なのは確実です。今の打撃成績が続くのであればDHでも通用する。投手さえ諦めてしまえば外野手でもできることでしょう。MLBの投手は100マイルの球を投げたいでしょうが、外野手は90マイルの送球でも別にかまわないのですから。実際は外野手は助走をつけて投げるので送球は100マイル級になるので、それはそれで患部に影響が出るかもしれませんが。常識外なのでよくわからない点、過去例ない話が多いのもおもしろいところです。

WRを3人、TE2人で回せるのか

先週末からNew England Patriotsのデプスチャートを毎日のようにチェックしていました。理由はあまりにもオフェンスのスキルポジションの選手の数が少なかったからです。CBSのデプスチャートによると今日現在でPatriotsはWRの登録選手はやっと6人(+1名怪我人)になってます。やれやれです。というのは数日前までWRの選手が4人しか健康体の選手がいなかったのです。その4人には昨季を全休した人気者Julian Edelmanを含みます。EdelmanはオフシーズンにPEDで引っかかりプレシーズンでは元気に出場してましたがレギュラーシーズンが始まると4試合の出場停止処分が発動する。つまりレギュラーシーズン開幕戦に出場できるWRが3人しかいないという大変な状態だったのです。
WRは同一プレーで3人出場することは常時発生するポジションです。なんらかの事情で試合中に1人欠けたらパス必須のダウンでもWRは2名しか出られないとかいう事態もありえました。3人が健康で出られても交代するサブWRはいないのですからダウンフィールドにディープラウトを走ったあとその選手を1-2ダウン休ませたら次のプレーの選択肢が極端に狭まるはず。
さらにTEの方もRob Gronkowskiとあと1名のみ健康体。こちらは今日に至っても改善しておらず2人体制でシーズン開幕しそう。
名将Bill Belichickが率いるPatriotsですから、RBをWR位置にセットしてプレーなどで人員不足は補うなど策は重々準備していると想像しますが、それにしてもあまりにも少なくないか?という。
やっとRB、WRに補充人員の手当をして、WRは一人怪我印が取れて復帰して本番開幕戦に臨むようです。

テニスUSオープン Nadal鉄のメンタル

いままだ試合は進行中ですがぼちぼち24時になるので試合終了を待たずに観戦から離脱しようとしている試合ですが、男子シングルス準々決勝 Rafael Nadal x Dominic Thiem戦。第1セットになんとRafaが1ゲームも取れずに0-6で落とす大波乱のスタート。試合開始から20分もかからずセットを失う世界ランクNo. 1 & 前年王者。第1セットでNadalの取ったのは7ポイントだけ。なんと。

いつもながら感心するのはテニスのトップ選手たちのメンタルの強さですよね〜。熱戦で第2第3セットを奪ったところです。相手のThiemは第3セットのお互いに苦しい戦いの中で何度も悔しさやフラストレーションを表現する(当然ではあります)が、最強メンタルのNadalはそんなところはなし。メジャートーナメントは5セットマッチで長い長い試合ですからこのメンタルの差が徐々に効いてくるのでしょう。このメンタルの強さに比較できるアメスポメジャー種目の選手というと粘り強いMLBの一流先発投手たちぐらいでしょうか?

この季節はアメリカもテニスの季節ですね。

NBA Golden State WarriorsのHC Steve Kerrが現地観戦に来ています。

ファンとはありがたいもの

前項で書いたNFL最弱Cleveland Browns。先日のプレシーズンの試合が全国放送だったのをたまたま見たのですが、見ていて感心したことがありました。その試合は前年覇者Philadelphia Eaglesが全敗Cleveland Brownsの本拠地FirstEnergy Stadiumに訪れての試合。最終スコアはなんと5-0でBrownsの勝利。最終スコアが2点または4点5点というのは難度がとても高いわけですが、それが発生してます。約3時間の試合でタッチダウンゼロ、FGが1本のみ成功というオフェンス不在の大変な試合。
その試合の何に感心したかというと、Clevelandの地元ファンの応援ぶりです。Brownsは昨季16戦全敗。その前年1勝15敗。2季合計1勝31敗。NFL史上これほど負けまくったチームは存在しません。そんなチームが5-0なんていう試合をやっても応援してくれるファンってすごいなと感心したわけです。平日木曜夜のキックオフ時も既にお客さんはスタジアムは十分入っていて、熱い声援を送っている。

ありがたい商売ではないでしょうか。最弱チームがどうしようもない試合をやっても応援してくれる。なかなかこんなファンが付いているプロチームは少ないと思います。
Clevelandの場合、旧BrownsがBaltimoreに転出してNFLチームを失ったという歴史があり、弱くてもBrownsがこの街にいてくれるだけでもありがたいなんて感じなんでしょうか?旧Brownsの転出は1996年の話で既にあれから20年以上経っているわけですけど、こんなありがたいファンがいまでもたくさんいるものなのですね。
Clevelandは昨季までLeBron Jamesが所属して毎年タイトルを高いレベルで争ったNBA Cleveland Cavaliersがありますし、MLB Cleveland Indiansも今年も好調。同市内の他のジャンルのチームが強いのに、それでも最弱Brownsを応援してくれるファンって奇特な、とも思いますが、他のプロチームの経営者からしたら羨ましいのではないでしょうか。

ちなみにその木曜夜の5-0の試合は木曜のプレシーズンの試合としてはかなりいい視聴率を出したそうで、NFLのコミッショナーがNFLの視聴率低迷から脱したとコメントしたりしてました。ドラ1Baker Mayfieldが長時間プレーしたりなんやかやで私も長いことその試合は見てしまったので、なんとなくClevelandファン以外も惹きつけるものがあった試合だったのかもしれません。

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