アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

WatanabeのSummer League始まる

日本期待のYuta Watanabe選手がSummer Leagueに登場。所属するBrooklyn Netsは他のNBAチーム同様に既に契約上のロースターが埋まりつつあり生き残りは至難ですが、とにかく与えられた機会を最大限に活かしてG-League入り(Nets傘下のままならLong Island Nets)の契約獲得を目指すことになります。
初戦の相手はOrlando Magic。TV放映はNBA TVで生中継。Summer Leagueは少数の注目試合などはESPN系列で、それ以外の試合はNBA TVが基本的に全試合を生または録画で放映予定。

試合の方ですが、注目の的はOrlandoがドラフトで全体6位で指名したMohamed BambaまたはMo Bamba。7フィート10インチ=240cmの驚愕のウィングスパンのセンターです。ドラフト6位ですがそのポテンシャルはこわいものがあります。ベンチスタートだったWatanabeは出場時間帯が合わずBambaとのからみはなし。
Watanabeは前年2017年ドラフトの全体6位でOrlandoに指名されたJonathan Isaacを1-on-1で守る機会が多かったんですが、正直完敗ですね。ケガで昨季あまり出場できずNBAでの出場27試合先発10試合というIsaac、この試合20得点でトップスコアラー。得点が全てがWatanabeの責任ではないですが、このクラスの相手だといろいろやられちゃうんだなあという感じです。試合のアナウンサーも「WatanabeはA-10のDefensive Player of The Yearですが、ここはA-10じゃないですからねー」とコメント。まさにそういう感じです。公称だとWatanabeの6feet9,205lbsに対して、Isaacは6feet10, 210lbsとなってますが遥かにIsaacの方が大きく見えるし、なのに大きい相手のその足についていくのが大変。チームプレーで簡単にシールドされたり。今日に関しては相手がNBA一軍クラスの選手、遥かに上の選手だったということでやむなしという感じではないでしょうか。第2戦以降のマッチアップに期待。今後も4番で継続的に使われることになるのか。急造チームなのでディフェンスでのスイッチが粗雑で、簡単にIsaacを自軍の2番の選手に渡してしまって簡単にスコアさせたのなんかは、誰の責任というふうに評価されるのか。
オフェンスの方では第3Qの終了直前の3ポインターはきれいに入りましたが、あとはちょっと。前半戦に打った3ポインターがハズレかかったのを味方選手がタップインしたかに見えたようなのがWatanabeの得点3点にカウントされたのを含めての3ポインター2本成功(アテンプト6本、33%)、それ以外はFG1本成功で計8得点。試合の終わりのときに落ちてきたリバウンドをプットバックするチャンスがあったのを大きく外した。ああいうのを決められるかそうでないかも評価に関わってくると思います。
今日の内容はGeorge Washington時代のプレーと比較すればまずまずの試合と言えますが、プロでの生き残りのアピールとしては弱い試合というふうに見ました。日本からの応援の一団がスタンドにいました。ご家族でしょうか。

という感じでWatanabeの挑戦はスタート。もしG-Leagueに加われた場合のこととして以下。
Brooklyn Nets傘下のG-LeagueチームであるLong Island NetsはNassau Coliseumで試合をしているようです。例のNHLのNew York Islandersの元のホームアリーナですね。その昔、現Brookyn NetsがNew York Netsというチーム名だった時代にホームとしていたアリーナでもあります。ABA時代やNBA初期には最上位カテゴリのチームの本拠だった場所を、今はそのファームチームが使用しているということであり、プロバスケットボールの歴史的な地位向上を感じさせる話でもあります。

Ohtani 打者復帰

独立記念日の前日、火曜日の試合からLos Angeles AngelsのShohei Ohtaniが打者として戦列復帰。ちょうどその試合が全国放送だったので見ました。この日の結果は4打数無安打3三振。バットに当たった打席もあっさりレフトへのファールフライ。長い欠場からの復帰なので仕方ないうちなのでしょう。その翌日=独立記念日は2安打2得点1二塁打とOhtaniらしいスタッツになってますが試合は見てません。

このタイミングで復帰した事情としては火曜日からの@Seattle Marinersとの3連戦、そしてその翌週のホームでの3連戦とMarinersとの6試合で大きく勝ち越さないとシーズンが終了してしまいそうだからというのがあります。
今年のAmerican Leagueは4強が突っ走っている。AL東のNew York YankeesとBoston Red Sox、AL西のHouston AstrosとSeattle Marinersが4チームとも現時点で勝率.630超えのハイペース。6月下旬の時点で既にこの4強は貯金が20勝以上で、これはMLBの過去に例を見ない状況だったとか。その後一進一退あったもののこの4強態勢はまだ崩れていない。現在のプレーオフのフォーマットでは西所属のAngelsはとにかくSeattle(または東のどちらか落ちてきた方)に追いつかない限りワイルドカードの望みも消滅してしまうわけです。Angelsは今回の連戦前の段階でSeattleに11ゲーム差。5勝1敗としても7ゲーム差までにしか減りませんが、とにかくここが早くもシーズンの正念場ということでOhtani復帰を含めやれることをやる。これで負け越すようなら早くも終戦モード、トレード期限に向けて売り手側に回るべく腹をくくらねばならなくなる。その前にもう一回だけ勝負をかけてみる6連戦という事情でした。

シーズン開幕当初はOhtaniフィーバーも含めてあれだけ勝ちまくったのに7月上旬で早くも終戦というのもひどい話だなという気はします。4月の下旬に開幕絶好調同士の対決となったRed Sox戦で惨敗の連続で3連敗。6月下旬の@Bostonで再び3連敗と対Bostonシーズン全敗を食ったのが象徴的。MLB全体の本命HoustonはともかくRobinson Cano抜きのSeattleにも大きく遅れをとってAL西からも脱落の瀬戸際というわけです。Angelsは勝率5割超で普通のシーズンならこの時点で脱落ということは考えにくいんですけど、その考えにくいことが起きているという現実です。
ALは中地区のCleveland Indiansがここへきて急に抜け出し(本日現在同地区2位に11.5ゲーム差)てきたため、オールスターもまだなのにプレーオフ進出の5チームが早くも確定かという異例の事態に発展中。プレーオフ争いから脱落したチームでもきっちり動員するMLBの人気の底堅さはあるにしても、これだけ早く終戦というのはちょっとすごいです。

独立記念日のMLB

7月4日は独立記念日でアメリカの祝日。この日行われていたMLBの試合では各球団がさまざまな形でこの日の特注ユニフォームを着用してプレー。国旗の三色や星をモチーフにしています。あまりかっこいいとは言い難いモノもありましたが、まあそれは良いとしましょう。

アメリカにおける国民最大の休日は11月の感謝祭。次いで独立記念日、クリスマス。ちなみにビールの消費量が一年で多い週末は9月初旬のLabor Day(訳すなら勤労者の日でしょうか。基本月曜日)の週末です。

アメスポでは祝日のうち感謝祭と言えばNFLがその担当。Dallas CowboysとDetroit Lionsが伝統的に感謝祭にホームゲームを開催。その伝統のおかげでその時期にシーズン中のNBAもNHLも全チームがお休みで選手たちは家族団らんで過ごせるわけです。
同じようにクリスマスはNBAの担当。NBAが現在は毎年5試合を展開。このおかげでシーズン中ですがNFLやNHLの選手は家で子どもたちとクリスマスを楽しめる。NFLはクリスマスが日曜日と重なっていなければ、ですが。

そういう担当でいうと7月の独立記念日はMLBの担当の祝日と言えます。メジャースポーツでこの時期にシーズン中なのはMLBだけですので担当でなくてもNFL/NBA/NHLの選手たちはオフを楽しんでいるので感謝祭やクリスマスのアメスポ内分担とは意味が違いますが、それでも独立記念日でスポーツといえばMLB、あとは例のホットドッグ早食い競争というのがアメスポ定番のイメージでしょう。今年は新たにCornholeの大会をもう一つの定番にしようとしてかスポーツニュースが報道してたりしますが。
NASCARはシーズン中ですが週末開催。独立記念日は他のアメリカの祝日と違って日付で固定(他は週末にくっつけて金曜日か月曜日が休みになります)なのでNASCARやゴルフなど週末型のスポーツでは合わせられないですね。サッカーMLSは今年は独立記念日にあわせて5試合を開催してました。

独立記念日でサッカーというとW杯の1994年アメリカ大会のときにノックアウトラウンドの一回戦アメリカ対ブラジルの試合が独立記念日に行われたことがありました。結果は1-0でブラジルの順当勝ちだったんですが、あれは一応狙ってあの日に設定されたと言われてます。もしまかり間違って勝てばアメリカサッカーの記念碑的な勝利になったかもしれないから、ということで。
当時のW杯は24カ国参加でGLは3位でも進出できる形だったので今の32カ国制のようにノックアウトラウンドの組み合わせを事前に想定しにくく、狙ったとしてもそう簡単にいかなかったはずですが、とにかくうまく想定がハマって当時最強のブラジル(その後同大会優勝)に実力の遥かに劣るサッカー不毛の地の地元アメリカが果敢に臨むという、サッカー版「Miracle on Ice」を狙った設定で、そこに独立記念日という愛国の日を重ねたという演出だったわけです。
2026年に再びサッカーW杯がまたアメリカに戻ってきます。48カ国参加になる予定でまた違う大会形式になりますが独立記念日に狙いで米代表の試合が入るように調整してくるような気がします。

なぜにKlinsmann

日本のサッカー代表の次期監督に元米代表監督であったJurgen Klinsmannが有力だとか。Klinsmann時代ほぼ5年半、W杯2大会を指揮したその期間中を見てきたものとしては。何を考えてそういう人選になるのか想像もつきません。日本のマスコミでの紹介を見ると「前ドイツ代表監督」と紹介していますよね。米代表時代はどうでもよくて、日本的視点でありがたいのはサッカーエリート国の前監督ってことなんだなーと。「前」てなってますがドイツ代表監督を退いたのは2006年、もう12年も前のこと。単にドイツの現代表監督が長期政権だからってだけで「前」って最近みたいに言うのもなにやらまやかし臭いです。

では米代表でKlinsmannが何をやってきたかをかいつまんで振り返ってみましょう。
2014年のW杯ブラジル大会では代表選出過程で私怨で米代表の功労者Landon Donovanを切ったのと、自らがリクルートしてきた欧州育ちの二重国籍選手を重用したのがポイント。GLを突破、16強戦でベルギーに延長戦で敗戦してます。アメリカの実力を考えれば成功の部類のW杯でした。
2015年 Gold Cupでジャマイカに敗戦、3位決定戦でパナマにも勝てず4位と低迷。後から考えればこの辺りから既におかしかったのでしょう。ロシアW杯出場失敗への失敗ロードがここからスタート。
2016年の4次予選でトリニダード・トバゴと引分、グアテマラに完敗などモタモタしながら通過。グアテマラでの敗戦は序盤から連続失点となんとも冴えない試合でしたが、予選自体は突破。4次予選なんてのはカリブの小国などが相手で勝って当たり前。この段階の試合を見ているスポーツファンなんてほとんどいないので苦戦は不問。
しかし2016年11月に始まった最終予選は序盤二戦にメキシコ、コスタリカに連敗したところでKlinsman更迭。連敗もそうですが、ブラジル大会で二重国籍組が寵愛を受けたのへのルサンチマンでベテラン純粋アメリカ人選手や関係者から背後から総攻撃を受けた面も見逃せない。更迭後を承けたBruce Arena後継代表監督も二重国籍選手をパージして陣容を改めたんですが立て直しきれずに6チーム中5位で3.5枠の大陸間プレーオフにすら出場できない完敗となってます。

さあこんな履歴の前米代表監督をなぜ日本が欲しいのですか?と問い詰めたくなります。ほんとにこんな人で良いんですか?と。

W杯における成績を見ると日本とアメリカはほぼ同じ。GL突破と敗退を繰り返してます。日本が2大会連続のGL突破ができない中、米代表は2010年2014年と連続GL突破して若干日本より好成績に見えたのですが、2018年に本戦出場失敗。その大会で日本がGLを突破したのでまた日米はほぼ五分に戻ったところです。
で、なぜ2018年に出場失敗した米代表監督を、勇敢な試合でW杯を終えたばかりの日本が欲しがるのか。まあ名前が出てきたタイミングからして大会前に既に内定に近い状態だったのは想像がつきますが。たぶん英語でコミュニケーションができるから日本人にとっても楽ってところもポイントなのかなと想像します。

DeMarcus Cousins獲得に見るWarriorsのリクルート能力

今回Warriors加入が決まったBoogie DeMarcus Cousinsは昨季2月のアキレス腱のケガで欠場した後の契約。大型選手のアキレス腱のケガは復帰後のパフォーマンスにとても大きな不安があるのは過去に数々例があるわけです。もう我々の知っているBoogieは存在しないかもしれないのです。シーズン当初から出場できるわけでもない。Cousins側の説明では12月には復帰できると言ってますが、本当のところは外部からは誰もわからない。そういう中で迎えたFA期間。

ケガからの完全復活を待つとシーズンの半分しかプレーできない可能性が高く、今のままの状態でCousinsが望む最高額での契約を狙ってもうまく契約交渉がいかない可能性もある。とCousins側が思っていたところ、現実はさらに厳しかったようです。FA解禁日にCousinsに対してオファーを出したチームはゼロだった、というのがCousinsがインタビューに答えての情報です。ゼロ。オールスターなのにオファーゼロ。それほどまでに予後が疑問視されている現実にぶち当たったわけですね。そこへ話が舞い込んだのがWarriorsのMLEでのオファーだった。だから契約したと。
MLEの1年契約で復活を示す年にするとともに、ついでに優勝の味を味わっておくのもアリか、というところかと。Cousinsの契約後、Warriorsの主力の面々、Kevin Durant、Stephen Curry、Draymond Greenと電話で会話したそうです。彼らは米代表メンバーとしてお互い顔馴染み。その電話でのWarriorsの面々からの歓迎ぶりにCousinsは感激したとのこと。特にCurryとの会話でCousinsはメロメロにされた模様。こういうWarriorsの人当たりの良いメンバーたちのコミュニケーション能力がCousinsの復帰努力に力を添えるのは確実でしょう。

Cousinsの加入発表を聞いた瞬間は意外ではありましたが、まあそういう事情であればそういう判断もあるだろうなというところではないでしょうか。とにかく他にオファーがなかったというところが衝撃的で、オファーを出していない他のチームが文句を言えた筋合いではないのでしょう。
サラリーの都合から言ってWarriorsには今季を超えてCousinsが居残ることはまずない。あるとしたら来オフにKlay Thompsonを諦めてCousinsに乗り換える場合だけですが、それはCousinsの復活の内容を見てみないとわかりませんね。

NBA Summer League開幕

怒涛のスケジュールですね。NBAのSummer Leagueが今日から開幕です。

Summer Leagueにはドラフトで指名された選手たち、ドラフト漏れでお試し契約で選ばれSummer Leagueの場で実力を証明しようという選手たち、G-League所属の選手やNBAの本試合では出場機会の限られた若手選手などがしのぎを削ります。毎年おもしろい。今年はSacramento、Utah、Las Vegasでの三都市開催。長年の開催場所だったOrlandoは開催地から外れました。
初日からドラフトの目玉の一人だったSacramento KingsのMarvin Bagley IIIが登場予定。日本のバスケファンの期待を背負うYuta Watanabeの所属先となるBrooklyn Netsは金曜日7月6日からLas Vegas会場に登場します。

NBA Finalsが終了したのが6月8日。Warriorsのスイープだったので早く終わってしましましたが、もし第7戦までもつれたなら6月17日まで試合をしていた予定でした。そしてドラフトが6月21日。僅か中3日。その後LeBron他の契約上のオプトアウト・オプトインの宣言期限日が6月29日でした。そして7月1日にFA解禁。7月2日にSummer League開幕。Finalsが早く片付いたので少しドラフトまで間がありましたが、それがなければ間断なくNBAのネタが続いていたはずの日程です。NBAの夏侵攻ということを過去何度か書いてますが、それがさらに進んでNBAがアメスポ内での話題の主導権を手放さないように組んだ意欲的なスケジュールと言えそうです。
記事検索
最新コメント
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文