アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

どうせ全部は見られない

話のまとまりが悪くなりそうですが、与太話程度に読んでいただければ。

土曜日にMLBですごい試合があったようです。MLBのレギュラーシーズン最終日の前日に。その時点で唯一確定していなかったペナントレースNational League中地区。首位St. Louis Cardinalsを1ゲーム差で追うMilwaukee Brewersの試合、@Colorado Rockies戦。その日はSt. Louisが敗戦、Milwaukeeにとっては首位に並ぶ絶好の機会となった日です。高地に位置し長打が飛ぶ球場として知られるRockiesのホームCoors Field。しかし試合はロースコアの試合に。試合のハイライトビデオはこちら
ポストシーズンでお馴染みLorenzo Cainが僅差を救う好守備二連発、プラス激走ホーム憤死。試合全体でホーム憤死が3度も起こる大変な試合。MilwaukeeのエースJosh Haderが9回2死から痛恨の同点ソロホームランを被弾セーブ失敗(打たれた球は97mph=156㌔の変化球!)。チームは10回に力尽きてMilwaukeeは地区優勝への最後の機会を逆転負けで逃して2-3で敗戦。
翌日の最終戦はCardinalsが早々に大勝でMilwaukeeにチャンスなし。これでMilwaukeeはワイルドカードへまわっています。ホーム突入で傷ついたLorenzo Cainは翌日の最終戦は出場せず。心身ともに傷ついたBrewersがポストシーズンでどう戦えるか見ものではあります。

この試合、燃えると思うんですよね。いやーこんな試合を見たら野球が好きになってしまうだろうなあというギリギリの試合だったようです。でも当然のように見られないわけです。この時期の土曜日はカレッジフットボールが何十試合と放送されている。MLBにしても通常どおり15試合が開催されており、こんなすごい試合があっても、野球ファンであっても見られた人は地元ファンぐらいしかいないはずです。

まあそれはMLBに限らないと言えばそうです。カレッジフットボールは開催時刻がバラバラなので一日に5試合もそれ以上も見ようと思えば見られます(実際は私はそういうことを長年しました)が、例えばNFLは試合開始時刻を揃えているので日曜日に最大3試合しか見られない仕組みになってます。MLBもMLB.TVの契約でもしていないとたまたま全国放送の試合でもないと地元試合以外は見られません。その上MLBは連日試合ですからまさか当日以降に試合を見返すなんていうのはよほどのマニア以外まずほとんど誰もしないでしょう。
つまりはこんなすごい試合もまあほとんどの人が見られないのが標準であるということですね。
その上この時期になったら土曜日はカレッジフットボール、日曜日はNFLの試合が一般スポーツメディアでも報道の中心となりますから上で紹介したビデオのようなMLBの試合の高まりまで伝えることは不可能です。私がこの試合を知ったのは専門局MLB Networkでの試合の翌朝日曜朝の報道で。

なにが言いたいか自分でもよくわからないんですけど、MLBの他に類を見ない怒涛の物量のレギュラーシーズンとはこういうモノなのだ、見られないモノなんだなという再確認。長い長いレギュラーシーズンを戦った末に短期決戦のポストシーズンで優勝チームを決めることの是非というのがあるとは思うのですが、MLBの場合レギュラーシーズンの物量がすごすぎて一般アメスポスポーツファンはまず追いきれない物量マックスになっているという理由で、絞って見られるポストシーズンはあっていいのかなと納得したというか。

書き始める前の予想通りまとまりが悪くてスミマセン。


カレッジフットボールの緊張感は死んだ

カレッジフットボールの現行制度は本当にシーズンを殺してしまったんだな、と今日のNo. 1 Clemsonの苦戦を見て思いました。Clemsonが21-20でNorth Carolinaをからくも退けています。North Carolinaは終盤の同点機に通常のPAT1点ではなく2点コンバージョンを選択。失敗してClemsonが逃げ切り。

この試合がまったくハラハラしない、というあまりにも悲しい現実に、ああこれはもう私が愛したカレッジフットボールじゃあないんだなと変に冷静になってしまいがっかりです。
昨年の全米制覇校であり、今季も本命としてプレシーズンランキングで1位発進したClemsonはこの試合に結局勝ちましたが、負けていたとしてもプレーオフに到達する見込みです。2敗しない限り、必ずプレーオフに出るでしょう。場合によっては2敗でも出場できるかもしれません。そうであればこの日もしNorth Carolinaの2ポイントコンバージョンが成功して敗戦していたとしてもさほど事態は変わりません。2敗目のピンチなら緊張感は走るでしょうが1敗目は無視されるのはもう決まっているからです。負けてもあと勝てばいいや、であります。そしてClemsonの残り試合はランク校ゼロ(ACC優勝戦の相手は未定、たぶんNo. 18 Virginiaかランク外Duke。Virginiaは今日敗戦でランク外転落のピンチ)。

1敗目は無視されるにきまっていると書いたのはそういう実績がすでにあるからです。2017年にClemsonは無印のSyracuseにシーズン中盤敗戦。しかしながらプレーオフ校を選ぶ段になったらその1敗はなんらネガテイブに議論されることなく当然のようにプレーオフ入り。それも全体1位で。どうでも良い学校に負けても1敗は1敗。Clemsonならそれは当然許されるという実績です。今年もまたそうなるでしょう。

その昔の投票ランキングで優勝校が決まった時代、そしてBCS時代もそれがどんな強豪校であれ1敗すれば自力優勝は消滅する毎週の緊張感がカレッジフットボールの魅力だったのが完全になくなってるんですよね。


North Carolinaは今季良い試合と悪い試合の差が激しいよくわからない学校。ここは一発功名狙いで2点コンバージョンに行ったことはさほど悪いこととは思いません。HCに復帰した老雄Mack BrownにとってはここでClemsonに勝てば面目躍如、英語的に言えばSignature Winですから一発勝負に行く動機は見えるし、弱い学校にはありがちなことです。Mack Brown68歳がUNCのHC職に長くとどまることはないでしょうし、No.1校を撃ち落とす機会はたぶんこれが最初で最後の機会と見て良い。いっちゃうでしょう。

昔ならこれがNorth Carolinaにとって同校のフットボール部にとっての歴史的大勝負の瞬間、Clemsonにとっては全米連覇の可能性を大きく傷つけるシーズン全体に影響の及ぶ緊張の一瞬だったはずですが、いまは単にUNCの名誉だけがかかった瞬間。失敗しても、ああこんなプレーで勝負か、と。それ以上の感慨が持てませんでした。

どうなんでしょうか。これでClemsonの1位票が減りますか?個人的にはNo. 6 Oklahomaの方が強いと思ってるんですが、プレシーズンランクからの惰性で投票を繰り返す投票ランクではなんらの痕跡も残せないんではないかと想像されます。

NBA評判の悪いフリースロー改革案 MLBは?

バスケNBAのキャンプインの時期となりました。ここ数日は各チームがメディアデーとしてチームメンバーが全員メディア対応を受ける日として露出。また新しいNBAシーズンが来るのだなあという感じです。

さてその時期に合わせての発表なのだと思いますが先週、NBAがフリースローの改革案を打ち上げ、下部組織のG-Leagueで実験をするとしています。フリースローの機会は今後基本的には1投のみ。これまでのルールで2本投げるべき場合にはその1投が入れば2点、3本投げるべき場合はその1投が入れば3点とする、というものです。かなりの時短効果は図れそうです。
これはBig3という3人制プロ組織が採用している仕組みに似ています。後発のBig 3はかなり自由にバスケのルールをいじって実験的なことをしていますが、フリースローという退屈な時間を削る目的でこれが採用されています(正確には3ポインターへの反則は3ポイントライン正面から投げる)。NBAでもカレッジでも終盤の僅少差の時間帯ならともかく、それ以外ではフリースローに要する時間は全体の試合のフローの中でかなり淀んでいると私も思っていたので改革の標的になるのは理解できるところ。
NBAの手を緩めない試合=商品の質向上の努力は評価されて良いように思います。

ただネット上の意見やスポーツトークショーを見ていると賛意を表している人は少ないです。かなり様相が変わる可能性があるので拒否反応があるのでしょう。Big3を見ている人は少ないでしょうからそちらで実験的に行われている状況もあまり知られていないことでしょうし。個人的にはこの改革はアリだと思います。
なおこの新ルールは最終第4Qの残り2分と延長戦には適用されません。その時間帯は従来どおり。
(そうなると残り2分ちょうどのタイミングで3ポイントラインからのシュートにファールが宣告された場合、1ショットか3ショットかでモメるという未来がどこかで必ず到来するんでしょう)


これと比較するとMLBの時短努力の回避ぶりは目立ちます。現行でもNBAの方がずっとペースが早く、試合時間も短いのに、さらに時短を目指したルール改良試験をやるというのに、MLBの方が最近また言い出した秋季リーグ向けの改革はロボ審判です。時短の可能性はほとんどない改革でしょう。ということはまたNBAとMLBの試合時間の差が広がるのですね。

MLBコミッショナーが時短について何を考えているのかよくわかりません。ピッチクロックは次期労使協定の時期まで延期とか。無制限タイムアウトに数の制限はつけたけれどまったく時短になる効果はない緩い量的制限のみ。前コミッショナーの置き土産の打席外しの禁止は現コミッショナー就任とともになし崩しで霧散。珍しく良い案だと思われたイニング内での投手交代を1人に限る案もそれっきり話が聞こえてこないで代わりにロボ主審。
何を考えているかは存じませんが、MLBがアメスポ3大スポーツの中で試合のエンタメ度を上げる時短改革スピードが抜群に遅いことは間違いありません。既にNBAと張り合うことは諦めてアメスポ第3位に安住するつもりなんでしょうか?安住なんていうことを考えていたらそのうち次の波が来たらまた抜かれる標的になるばかりですが。

Raysポストシーズン到達

MLBがレギュラーシーズンの大詰め。NLの方は既にポストシーズン出場チーム5チームは決まっていた(まだ地区優勝チームは未決定)のですが、ALの方は昨夜やっと確定。Cleveland Indiansがこの勝負どころで痛恨の3連敗で脱落、Tampa Bay RaysとOakland Athleticsがワイルドカードに当選しています。

Tampa Bayの方について。オフにTampa Bayが戦術解析専門のスタッフをベンチ入りさせたことは当ブログでも書きました。Tampa Bayは昨季誰も気にしてくれない90勝でポストシーズンをのがしていたわけです。「戦術の洗練化で7勝を積み上げられるならばプレーオフ進出が望める位置に既にいる」と当時書いたのですが、ポストシーズン到達が決まったこの日の勝利でTampa Bayは今季96勝目(あと消化試合2試合残り)。きっちり目標の勝ち星を昨年に上乗せしてのポストシーズン到達なわけで、Tampa Bay的にはしてやったりでしょう。

一発勝負のワイルドカードは何をどう解析したってどう転ぶかはやってみなくてはわからないですが、もし勝ち進んで本命Houston AstrosとのALDSとなったらどんな手が出てくるのか楽しみです。

ワイルドカードはA's対RaysというMLB屈指の不人気チームの試合となりました。まだどちらの地元で開催になるのか決まっていない(そういう意味では上で残り2試合を消化試合と書いたのは正確ではないですね)ですが、さすがにポストシーズンならTampa Bayも客席は埋まるのかな?


A'sがポストシーズン進出したのですが、NFL Oakland Raidersと共用するスタジアムで、NFLが野球場の芝の上でプレーするといういまとなっては珍しい場面はもう再現されないことになってます。というのもRaidersが同所で次にホームゲームを開催するのは11月3日。予定通りならWorld Seriesも終わっている時期だからです。途中に一度Raidersはホームゲームがあるんですけど、これは英国ロンドンでの中立地開催=記録上だけホームチームという試合だからです。

FOX系列がDishNetworkからこのタイミングで離脱

どうも数日前に突然FOX系列のスポーツ局が一斉に衛星放送プロバイダ2位のDishNetwork(以下Dish)から離脱した模様です。FOX系列とDishの確執は8月からFOXの地域スポーツチャンネルがDishへの放送提供を取りやめてスト状態に陥っていたのですが、それが拡大してFOX系列の他のチャンネル、系列のスポーツ放送メイン局FS1を始めとしてFS2、Big Ten Networkが放映されていない。カレッジフットボールシーズンたけなわ。FOX系列はBig Ten、Pac-12、Big XIIの主たる放映権者なため突然試合視聴方法がなくなった各校のファンが混乱状態の模様です。FOX系列のその週の一番大きな試合は地上波FOXで放送するのでそれは誰でも見られるはずですが、Dishを通してFOXを視聴していた人もいるはずでそれも放映ストップとなっている模様。事前予告なく急にこの事態になったとのことでネット上はかなり荒れています。

放映権を持つチャンネル・系列と、配信をうけもつプロバイダとの確執としては既報のとおりESPNとDirecTVの確執が既に表面化していたわけですが戦線拡大の様相を呈しています。局とプロバイダのパワーバランスの均衡が崩れた状態。古くから多くの契約者数を維持してきた衛星放送2強のDirecTVとDishNetworkがこの機会に契約者数を大きく減らして、視聴者がより新しい視聴形態へ移行するきっかけになるのか、決着先が見えません。

個人的な感想ではHuluやYouTube TVやAppleTVなどなどがさまざまなオプションを提供しているんですけど、新プロバイダの選択肢は多いしチャンネル数も多いし、どのプロバイダがどのチャンネルを提供しているのか全部を比較確認するのが困難な上にそのライナップがコロコロよく変わるので移行して本当に自分の見たいものが見られるのかよくわからないのがとても困ります。契約後にチャンネル数が若干減っても料金の払い戻しはないというのがこちらのビジネス慣行なので移行後に見たかったマイナースポーツチャンネルがカットされたら移行の手間が無駄になるってわけです。

なおFS1は他にサッカードイツブンデスリーガの週末の定時放送も持っていますが、そちらはDishは応急手当てでスペイン語放送でブンデスの放映権をもつチャンネルを追加してしのいでいるという情報です。

ラグビー米代表 イングランドに惨敗

ラグビーW杯米代表の初戦対イングランド戦は45-7でイングランドが圧勝。最後の米代表のトライはイングランドがなぜか80分過ぎのポゼッションでプレー継続を選択、その後ターンオーバーがあって米代表ボールになったのをつないでのもの。まあイングランドに舐められたんでしょうね、時間切れだけどもう1トライ獲れると見なされて攻め続けた。C組の状況からすると得点差やトライ数の差で決まる可能性は少ないのでイングランドがもう1トライを奪いに行くという判断はあまり意味があったとは思いません。

前半の3トライのうち2つがドライビングモールからのもの。全然それに対処できず。ハーフタイムでそれも含めてフォワードの密集のボールへ執着を言われて出てきたであろう米代表をあざ笑うように今度はアウトサイドで勝負されたら人材の質の違いで止められないという事態となりました。ウィング同士でもイングランドの11番とかNFLのTEより明確にでかい選手(Joe Cokanasiga: 6feet 4, 270lbs、NFLのTEは240-250lbsぐらい、Gronkoで265lbs)なのに速い、それを米代表のウィングが1対1で止めるなんてまったく不可能です。

この日のイングランドは前戦のトンガ戦から先発を10人入れ替えてスタート。前戦からの試合間隔の短さ対策ですか。さらに試合中に7人を交代。層の厚さがとても米代表には太刀打ちできない。

またキックからみの戦術、または戦術以前のキックの精度に大きな差もありました。イングランドが多彩なキッキングゲームをしかける中、米代表が序盤に何度も得たペナルティキックの機会も全然前に進めない。一度2つのペナルティを続けざまに得たんですけど2本めのタッチを割ったのがまだハーフラインのところ。キックの精度と飛距離に自信がないから確実にタッチを割ろうとすると角度が悪くて陣地回復になってない。イングランドの方は自陣ゴール前から一発でピッチ中央まで戻してしまうのと差があまりにも大きい。

イングランド戦での大敗は織り込み済みのことですが、手も足も出ないのかー、トンガはもうちょっとイングランドを困らせたのになという意味でがっかりですね。

ちなみに米国内の放送ではラグビー出身のNate Ebnerのツイートが紹介されていました。GOATも登場してます。
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