アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

LeBron 背番号をAnthony Davisに譲る

もうなんでもアリですね。NBAのFA解禁を目前にLos Angeles Lakersからいくつかのニュースが出てます。Lakersは既にヤングコアと呼ばれた若手の主力選手をAnthonry Davisとのトレードで放出済みですが、さらにまだ残っていた新人選手たちを処分してキャップスペースを空けています。
さらにAnthony Davisが契約上受け取れるはずだった$4 millionほどのトレードボーナスを破棄。これらを合わせてサラリーキャップの空きの合計が$32 millionとなって、これでLakersはもう一人分の規定上の上限のサラリーを払うことが可能になり、日曜日にスタートするFA市場でベストの人材の獲得がキャップ上可能になっています。つまりKawhi LeonardでもKyrie IrvingでもKevin DurantでもJimmy Butlerでも、好きな選手を満額で獲得交渉することができる。
まあでもKevin Durantはないんでしょうね。Lakersの諸般の事情を考えると来季に勝負をかけに行くのは確実で、来季ほぼ全休が確定的なDurantを獲得して将来の夢をみている暇はない。

それにしてもAnthony Davisのトレードボーナス破棄は少々意外でした。トレードが成立したと一度報道されたあとになってLakersが慌ててNew Orleansにキャップスペースの再調整をお願いしたとかなんとか変な話が出ていたのは、どうもLakersの首脳陣がDavisのトレードボーナス(New Orleansに所属している間は発生していなかった)を見落としていたのが理由ではないかと推測できます。そのボーンヘッドでLeBron、Davisに続く3人目のスーパースター獲得ができないかもしれない大失敗となっていて、慌てて再交渉をしていたわけです。

それをDavis個人に$4 million手取りを減額させて帳尻を合わせたということになります。これ、表向きはDavisが優勝したいのでMaxの選手獲得のために減額を飲んだ、という話になるわけなんですけど、実際はLakersのチョンボですから裏金マネーロンダリングで処理している可能性を感じます。憶測だけですが。
または例のSpace Jam 2にもDavisは参加するのでそちらでの出演料が多めにされている可能性もあるか。最終的に出来上がった映画でDavisの出番が多くなっていたらその可能性を考えるべきかも。でも公開は先のことですからわからないですけど。

以前はLeBronやChris Paulが選手会のトップに立ってFA選手たちがチームの補強を理由にサラリー減額を飲むのを阻止しようと必死になっていたものですが、立場が変わったLeBron。サラリー減額を飲むチームメイトのDavisについてコメントはまだ出してません。たぶんだんまりで通そうとするのでは。食い下がって質問するような記者がいるかどうか。


表題の件です。Anthony DavisとLeBron Jamesはともに23番を背番号としていたわけですが、来季Davisに23番は譲って、LeBronは6番(Miami Heat時着用)に戻すとか。これはちょっとした頭の良い錬金術です。
昨オフLeBronがLakers移籍したときにLakersの23番のジャージが移籍決定数日で大量に売れたわけですが、買った方お気の毒様です、それはもう古い。「23番Davis」か「6番James」が来季の番号。移籍が熱烈歓迎された昨年ほどには売れないでしょうが、それでも6番も新23番が売れて、Davisが放棄した$4 millionのなにがしかの足しにはなるお金がLakersにも入ることになりそうです。

CWS カレッジベースボールの北進

College World Seriesの決勝シリーズ第3戦最終戦が水曜夜に開催。Michiganが先勝、1勝1敗後の決着戦はVanderbiltが逆転勝ちで5年ぶりの全米制覇となってます。

Vanderbiltは2014, 2015年に連続で決勝シリーズ進出するなど近年のCWSでは常連。MichiganはCWS登場が1984年以来35年ぶり。1950-60年代に全米制覇の記録はあるもの、今年突然にあらわれてここまで来たという感じです。Michiganだけではなく所属のBig Tenからの野球での上位進出が珍しいです。

カレッジスポーツ全般ではBig Tenはメジャーカンファレンスの中でもその経済規模、各種スポーツでの存在感などで全米一の巨大カンファレンスと考えても良い存在です。しかしながら野球ではふるいませんでした。これは一重に気候の問題です。

カレッジベースボールシーズンは2月に開幕、レギュラーシーズンは5月に終了、その後トーナメントが今6月末まで続くという仕組み。Big Tenの位置する北米大陸中西部(ミシガン州オハイオ州インディアナ州イリノイ州ミネソタ州など)は2月3月はまだ極寒で野外スポーツに向きません。MichiganやMinnesota辺りでは4月でもまだかなり寒いはず。2月開幕ということは1月から公式練習期間が始まっているわけですけど1月のミシガン州とか野外に出て練習とかいうのは自傷行為と言っていいぐらいのはず。
なので伝統的にカレッジベースボールは温暖の地の学校が強かったわけです。カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、フロリダと言った州です。学校名で言えばUSC、Arizona State、Texas、Miami-FL,
Florida Statteといったところ。

それらの有力校が所属するカンファレンス内の他校もその影響でまずまずのリクルートを得たりはするのでSEC、ACC、Pac-12などには少し緯度が北に上がった春先は少々寒そうなところでもぼつぼつと新興の強い学校が出てきていた。それが例えば今回の優勝校テネシー州のVanderbiltがそうでしょうし、またはテネシー州の北隣のケンタッキー州のLouisvilleなんかもそうやってカレッジベースボールの世界で強くなってきたと言えます。

ちなみにVanderbiltは今月のMLBドラフトで13人が指名を受けてます。MLBドラフトにかかる大学生はルール上3年生以上(細かいことは省きます)に限られており、上級生だけで13人が指名って、それチームの上級生全員じゃないの?という大量の指名です。カレッジベースボールの新興の新名門って感じですね。有名出身者としてはRed SoxのDavid Priceがいます。Priceは数年前のVanderbiltの初のCWSの優勝シリーズ進出時に現地に観戦に来てたのを見たことがあります。あれはMLBのシーズン中だったのにどうやってPriceは来てたんだったのか事情が思い出せませんが確かに来てました。

しかしBig Tenはさすがに寒いせいかCWSまで残ってくる強いチームはほとんどいませんでした。それが突然MichiganがCWSに登場して勝ち上がってきました。
Big Tenのファンはアウェイの応援への遠征をいとわないことが多いのですが、野球の伝統がないこのCWSにも多くのMichiganファンがやってきていたのは、さすがMichiganだなという感じか。ここまで勝ちこむということは、Michiganも選手のリクルートに静かに取り組んできたということでしょうし、インドアの施設を充実させるなどして投資もしてきたのだろうと想像できます。これまで野球に弱かった最大カンファレンスBig TenがカレッジベースボールにからんでくるというのはCWSの人気にとっては良いことであろうと考えられます。Michiganが全米準優勝となれば、ライバルのOhio Stateも黙っていないように思われますし。今回のMichiganの躍進がカレッジベースボールの地盤を広げる力になる可能性を感じます。

なお今トーナメントの最優秀選手にはVanderbiltの19歳投手Kumar Rockerが選ばれています。昨夜の決勝シリーズ第2戦でMichiganを封じ込めてシリーズの流れを取り戻した快投。RockerはSuper Regionalではノーヒットノーランも達成するなどチームをもり立てました。この選手は先に述べたMLBドラフトで指名された13人の一人ではありません。
ちなみに彼の祖父母がインドからの移民だそうで、本人はアメリカ生まれのアメリカ育ちですから関係ないんですけど、彼の地のクリケットの豪腕選手がMLBに行って野球に挑戦するという映画「Million Dollar Arm」を思い出しました。

Takeru Kobayashiの番組が30 for 30で放送されるようです

毎年独立記念日7月4日恒例のNathan's ホットドッグ早食いコンテスト。それを前にESPNのドキュメンタリーシリーズの30 for 30で、Takeru KobayashiとJoey Chestnutを題材にした番組が放送されるようで番宣をしてました。なにやら思わせぶりな舞台裏のネタもありそうな予告編。これは見たい。

Nathan's Hot Dog Eating Contestは米国の早食いコンテストとしては最も知名度の高いイベントで、毎年独立記念日の正午からESPNが全国放送する人気番組。しかしNathan'sが有名になったのは間違いなくTakeru Kobayashiの時代からです。Kobayashi選手が同イベントを6連覇。その食いっぷりテクのユニークさと圧倒的な勝ちっぷりでKobayashiとNathan'sが一緒に有名になっていったと言っていいでしょう。

最初の数年はそれで良かったのですが、アメリカの独立記念日のイベントで外国人にいつまでも連覇を許すのは悔しいという感情もあったのでしょう、KobayashiキラーとしてJoey Chestnutが登場。数年間はこの二人の間での猛バトルが繰り広げられてさらに同イベントの人気も沸騰。
その後、その人気を当て込んでMajor League Eatingという大食い早食いのプロツアーも結成されることになる。Nathan’sもスター選手を囲い込もうと独占契約を進めるなど一気にプロ化が進行したのでした。

しかしKobayashiは独占契約を拒否して同イベントから排除。当日会場に乗り込んで警察に排除されるなどさまざまなことがあったんですね。たぶんこの辺の話がかなり番組では取り上げられるのかなと思ってます。

その後Joey Chestnutが8連覇を含む11度優勝。2015年に一度Chestnutを阻止して優勝したMatt Stonieは日系米国人、まあ一般アメリカ人から見たらアジア人ということしかわからないでしょうが、またアジア人か、という。
Kobayashiが最後にNathan'sに登場したのはもう10年ぐらい前の話で、それでもやっぱりKobayashiくんが出ないとこの番組は成立しないよな!という感じです。視聴者の関心を買うにはやはりTakeru Kobayashiでないと、という。

PujolsのしあわせなSt. Louis帰還

MLB Los Angeles AngelsのAlbert Pujolsが古巣のSt. Louis Cardinalsでのインターリーグの試合に初登場。2011年のCardinalsのWorld Series制覇をしたシーズン後にFAでAngelsに移籍。それ以来実に8年ぶりにPujolsがSt. Louisの地に登場。三連戦の間ずっと地元ファンから熱い歓迎の意を示されたスタンディングオベーションを受け続けました。打っては3試合連続ヒット、土曜日の第2戦ではホームランもレフトスタンドに打ち込むなど11打数4安打。現在39歳、これが最初で最後のSt. Louis凱旋となるであろうタイミング。近年衰えもかなり見えてきていた中、St. Louisでの最後のホームランを含む活躍で自らの凱旋に華を添えました。

AL/NLに別れたチームに所属したため移籍以来一度もSt. Louisに戻ることがなかったわけです。2011-12オフに巨額FA契約でAngelsに移籍。当時はSt. Louisのファンからは失望と非難の声もあったわけですが、8年のときを経たことで昔の感情は洗い流されてスタジアムは歓迎一色。2006年に開場となった現Busch Stadiumでの通算ホームラン数が111。これはいまでもPujolsが最多。観客席には「おかえりなさいPujolsが建てた家へ」などなどといったサインにあふれていました。
World Series制覇時からの正捕手である旧友のYadier Molinaとの数々の愛情あふれるからみは見るものをしあわせなものにしてくれること間違いないシーンの連続となりました。

なんでも第2戦の終了後はPujolsはYadierの自宅に遊びに行ってドミノをして遊んだとか。Molinaはプエルトリコ人。一般にプエルトリカンはドミノが大好き。きっと二人がCardinals所属だったころもそんなことをしたことが何度もあったのでしょう。

ファンというのはありがたいもんですね。そしてこういうふうに本籍地があるということのしあわせさもしみじみと感じさせる凱旋シリーズとなりました。
Pujols本人も「プロキャリアで一番の体験(World Series制覇と並んで)」とコメントを出して感謝感激の意を示してます。

大物FA移籍というと例えばNBAの近年の移籍、Kevin DurantだとかLeBron James(Miamiに行ったとき)とか、元の地元に帰るたびに大ブーイングの連続です。MLBだとWashington Nationalsから今季Philladelphia Philliesに移籍したBryce HarperのWashington DC帰還最初の試合は大ブーイングで迎えられました。Harperのときは大勢のPhilliesファンがPhilladelphiaからバスツアーで応援にかけつけており、スタジアムの一角からはHarperのホームランを含む爆発猛打賞への大きな歓声もあがっていたりとまだら模様だったですけど。
Harperは同地区のチームに移籍したこともあって移籍即座にWashington登場となり、非難の声の方が大きくなってしまった。NBAはスケジュールが必ず全チームが全チームを一度は訪れる仕組みになっており移籍の年に帰還が避けられない(ケガ除く)。まだ別離の傷がうずいているうちに帰還をせねばならず、どうしてもブーイングが出やすい状況になりがちとも言えます。
それらと比較すると8年間、訪れることがなかったせいで当時の複雑な感情は遠く薄れて、美しかった時代の記憶のみが残ってのPujolsのしあわせな凱旋シリーズとなったわけですね。

AngelsがSt. Louisにずっと来ていなかったということは、現在MLBの最高の選手であるMike TroutがNL屈指の野球どころであるSt. Louis初見参ということでもあります。さすがのTroutも今シリーズは完全に脇役になってしまいました。新参のShohei Ohtaniも同じく初の登場。現在の、そしてこれからのMLBを背負っていく若いスター選手がPujolsのSt. Louisでの歓迎ぶりを目の当たりにしたのは彼らが将来長大契約を結ぶ際にも気持ちの面でなんらかの影響を与える可能性があるのかもしれません。

Gold CupのWBC化

女子のサッカーW杯の裏、ということになりますが男子サッカー米代表の参加するGold Cupが開催されています。今年の大会公式サイトに行くといきなり「This is Ours.」というスローガンが表示されます。うーん。米国内リーグMLSの宣伝文句である「Our Soccer」を連想させずにはいられないスローガンですね。同時期に開催されるCopa Americaでもなく、女子W杯でもなく、少し前のUEFA Nations League Finalsでもなくこれが我々の代表の大会なのだということでしょう。
男子代表のグループリーグ第2戦対トリニダード・トバゴ戦がありました。65分に米代表が2点目を獲るまではかなり緊迫した試合となりました。その後はトリニダード・トバゴの足が止まって最終スコアは6-0とフィットネスにまさる米代表の圧勝の結果になってますが、そこまでの大きな差を感じさせる試合ではなかったです。トリニダード・トバゴ代表は2019年に入ってからノーゴール、最後に代表がゴールしたのは昨年の9月の対UEA戦だとかいう得点力の極低いチームだと紹介されていたんですけど、それにしては前半から米代表のゴールに何度も迫り決定的チャンスもあり。米代表の試合の入り具合も少々間が抜けていたり、トリニダード・トバゴにセットプレーのチャンスを何度も与えたりとイマイチ。開始早々17分でキャプテンをケガで失ったトリニダード・トバゴを攻めきれず前半を1-0で折り返し。
前半の先制点は米代表のセットプレーからのセカンド・チャンスに、大型ディフェンダーのAaron Longが相手のマークをパワーで振り切って飛び込んだヘッダーが決まったもの。Longは代表初ゴール。小柄な選手の多いCONCACAFではこういう大型の選手はアドバンテージがありますね。

若い今後の担う選手たちの試合ぶりはまずまずと見ました。前半はサイドラインからの攻めを徹底して小気味よく上がり、後半に入ってもっと内側を使ったり斜行を混ぜたりでゆさぶるなどバリエーションをつけていた中からチャンスを作りました。2ゴールを得たワントップGyasi Zardesは代表監督のGregg BerhalterがColumbus Crew時代から細かく動きを指示してきて一番Berhalterの戦術意図を体現できる選手だというような解説がついてました。エース格となったChristian Pulisicはこのレベルの相手だと自由にボールを操れて楽しそう。Bertalter時代になって唯一全試合に出場をしているPaul Arriolaはこの日もいい場面で顔を出す内容で合格点。安定して任せている感じですか。
例の2年前のW杯出場失敗の試合となったトリニダード・トバゴ戦のときの主力だったFW Jozy Altidoreが終盤出場。同試合でオウンゴールを献上したOmar Gonzalezもベンチ入りしていたんですが出場せず。一部にあの試合のリベンジ戦というアングルで報じるサッカーマスコミもあったんですが、新しい選手たちの躍動でそんな昔の悪い思い出はもうイイやという感じですね。Omarはあまり要らないけれど、Jozyはまだまだ使える場面もあるのかなあと思います。今のワントップのZardesはJozyのように肉体派ではないので、CONCACAFならともかくW杯の本戦での戦いを見据えるとどうなるかよくわからない気がしますので。



表題の件について。
過去Gold Cupはその試合をアメリカ国内でほぼすべて開催してきました(一部カナダ・メキシコ)。国の大きさ、スタジアム環境、経済規模など考えると米国内で全試合開催する方がビジネス的に格段にお得だからです。米国が常にホームゲームを戦うことになりある意味不公平感もあった開催方法でした。
それが今大会初めてグループリーグの一部の試合をジャマイカおよびコスタリカで開催したのが野球のWorld Baseball Classicの開催方法、経緯に似てるなと。
ジャマイカは前回および前々回の二大会連続でGold Cupで準優勝しており、そのご褒美ですか。コスタリカは前回大会準決勝敗退(同大会は3位決定戦なし)、前々回3位。こちらもジャマイカに次ぐCONCACAFの上位国ということで試合開催が与えられてます。

その動員結果ですがコスタリカでの試合が19,140人、ジャマイカKingstonでの試合が17,874人と発表になってます。やはりこんなもんかという感じですね。それぞれ首都の国立スタジアムでの開催、収容は35,000人ほどのようですが実際にはそれが埋まりきらない。ことビジネスということなら米国内開催の方が良いんでしょうね。この程度の動員なら米国内で開催しても集められるし、そしてたぶんチケット単価も高くとれるでしょうから。
まあただスポーツなのでお金だけのことで物事を決めるのはよろしくない、CONCACAF内での振興も大事かとも思うので今後もこのような形で小国での分散開催は続くのかもしれません。

ところでアメリカ国内の動員の方ですが、W杯出場失敗の悪影響がまだ続いているのかイマイチです。この日の試合はClevelandのNFLスタジアムで行われたのですが23,921人の動員にとどまりました。収容が67,000人ほどの巨大スタジアムなので上部席はほぼ空、一階席も角席はかなり空席が目立ちました。リベンジマッチという売文句もあった試合でこれは寂しい。
こういう米代表の巡業試合の動員成績っていうのは過去もMLSの将来の拡張の市場調査的に参考にされてきてます。Clevelandはこの動員じゃあ将来の拡張に向けてはマイナス点でしょうか。

また米代表以上に米国内で動員力を持つメキシコ代表ですが、Rose Bowlでの試合で65,527人と動員がふるわなかったのが気になってます。Rose BowlはLos Angeles近郊。メキシコ人移民の最大の居住地で、ここにメキシコ代表が来れば相手がどこでも満員はほぼ確実‥だったはずが65,527。Rose Bowlは収容95,000人の全米最大級の巨大スタジアムなのでこれだと2/3ぐらいしか入ってないんですよね。6万人も入ればサッカーとしては十分というか、米代表だとそんな動員は無理なのでさすがメキシコ代表だという言い方もできるんですけど、過去の実績から言うとこれでも少ないような。

NHLドラフト Yzermanの眼鏡が光った

昨夜ホッケーNHLのドラフト会議が開催されました。今年は生で見ていました。理由は事前のドラフト予想でアメリカ人選手がトップ5で3人も指名される可能性があったからです。一巡目指名されるアメリカ人選手の総数も過去最高になる可能性が高いとされ、過去数年の米代表ユースの活躍ぶりが遂にNHLドラフトに波として訪れる歴史的なドラフトになる可能性もあったからです。また今年4月のユース大会2019 IIHF World U18 Championshipsを個人的に何試合も見ていたのでお馴染みの名前が多くドラフトにかかるという意味で楽しめるはずだったからでもあります。

全体1位には米ユース代表キャプテンで、5月のシニア代表にも招集されたC Jack Hughesが指名されることが確実視され、それに続いてC Alex Turcotteが3位、C Trevor Zegrasが5位、さらにWorld U18 Championshipsで点をとりまくったRW Cole Caufieldなども上位指名が見込まれていました。トップ10の半分がアメリカ人選手になるんじゃないかという予想もありました。
NHLドラフトの歴史上、アメリカ人選手がトップ5に指名されることは稀。ほとんどの年ではアメリカ人選手はトップ5に一人かゼロ。それが3人も名前が呼ばれるのかと大いに期待されたドラフトだったのです。

結果はJack Hughesは順当に全体1位でNew Jersey Devilsに指名されたもののその後はアメリカ人選手のドラフト順は伸びず、Alex TurcotteがLos Angeles Kingsに5位、Zegrasが9位でAnaheim Ducksとなりトップ5には2名(これでも多い方ですが)。Cole Caufieldは15位まで指名が滑り落ちてMontreal Canadiensが指名。一巡目指名の人数面ではU-18米代表の選手たちが多く含まれたのですが、個々の評価は伸び切らなかった、事前の期待に届かなかったことに。例えばCaufieldはサイズが小さいので上位指名権を使うことを嫌気されたという理由はわかるんですけど。
結果から見ると米国内ホッケーマスコミに踊らされたかなというのが事後の感想です。または各チームの上層部はアメリカ人選手の能力全般を信頼しきっていないのかな、とも。


さてそんな中、Detroit Red Wingsの指名が話題です。元Wingsの名選手Steve YzermanがGMとしてWingsに復帰しての初めてのドラフト。全体6位の指名権を使ってドイツ人ディフェンスマンMoritz Seiderを指名して会場を沸かせました。TV中継の「次に指名されそうな10人」に含まれていなかった選手で放送の解説陣も大慌て、指名されたご本人も驚きの表情でした。そこまでの他の指名チームは指名選手の名前をアナウンスする前にいろいろ能書きを述べたりしていた中、Yzermanは度の強い眼鏡を光らせ眼光鋭くマイクに向かってSeiderの名を短く告げていたのも印象的。余計なモノは要らないという態度でした。

おーという感じですね。Yzermanは昨季までTampa Bay LightningのGM職としてLightningの今季62勝という歴史的な好成績を残したチームの編成に貢献してきました。そのYzermanが古巣のDetroitに帰還して名門の復活に進む初のドラフト。そこで予想外のドラフト指名。選手としても地元ファンに敬愛され、GMとしても実績のあるYzermanがやることだからこれで通りますが、どこかの外様の新GMがこんな指名したらコアなファンからいきなりブーイングが飛びそうな指名です。Yzermanがあの眼光眼力で選んできた選手なのだからきっとよほど見どころはある選手なのでしょうが、ドイツ人ディフェンスマンでは一巡目指名は初とか。いつ上に上がってくるのかはわかりませんが、上がってきたら注目してみたいです。
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