来ましたね。これはすごいことが起きそうです。カレッジフットボール界の2大カンファレンスとなったSECとBig Tenがパートナーシップを締結。現時点ではそのパートナーシップなるものが何をするのか発表になってませんが、CFPからの離脱、2大カンファレンスによる共同のポストシーズンゲームを企画してCFPを実質上無効化する可能性が一つ。他の可能性としてはCFP離脱をちらつかせることでCFPの意思決定を蹂躙することもありえそうです。可能性としては前者の方が高いように思えます。
2023年シーズン終了時のAPランキングはトップ10のうち9校は来季2024年シーズンからSECかBig Ten所属の学校ばかり。唯一の外部の学校はNo. 6タイとなったFlorida State。トップ10より下でもNo. 11はArizona(来季からBig XII)ですがその下はNo. 12 LSU(SEC)、No. 13 Penn State(Big Ten)、No. 15 Oklahoma(来季からSEC)。No. 14に独立校のNotre Dameが食い込んでます。
今季はPac-12やBig XIIの所属で好成績だった各校が来季はBig TenやSECに加入するので星のつぶしあいで負け数は今季よりも増えるのは確実。3敗4敗と負け数が増えれば伝統的なカレッジフットボールマスコミの記者に投票させたら上位をBig Ten校とSEC校がこれほどまでに占めることはないかもしれません。しかしです。2大カンファレンスがパートナーシップでポストシーズンの時期に両カンファレンスによる対抗戦をやるよと言い出したらどうなるか。CFPさんはご自由にやっていてくださいと離脱したら。
そうなったらCFPの方に残った学校だけで12校制のプレーオフなんて維持できません。4校制だって怪しいものです。試みに2023年シーズンのAPランクで非パートナーシップの上位4校を選ぶとNo. 6 Florida State x No. 16 Oklahoma State と No. 11 Arizona x No. 14 Notre Dame がCFPの準決勝となります。こんなの見たいですかという話です。Notre Dameは絶対に嫌がる。Notre DameのバックであるNBCもこんな泥舟には残る気はないはずで新パートナーシップの側に参加を画策することは確実です。
Florida StateにはACC所属というくびきがあるためNotre Dameほど自由には動けませんがクリスマスの年の瀬の頃に突如としてACC離脱に向けた法廷闘争を開始したということがありました。あの慌てぶりというのは既にSECとBig Tenによる新パートナーシップ結成の情報を水面下でキャッチしていてのことだったかなと今となっては思えます。
または新パートナーシップの情報はキャッチしたのではなくてSEC側がこういうことになりそうですよと囁いたという話かもしれません。
Florida State以外ではClemsonが新パートナーシップ側への移籍が一番ありそうな学校に見えます。文化地盤的にはディープ・サウスのサウスカロライナ州の学校でありSECと親和性が高いし、CFP時代の一方の雄であった実績もまだ記憶に新しい。ACCが西海岸のStanford、Calを迎え入れるときにも反対したのがFlorida StateとClemsonでした。ですから現時点ではFlorida StateがACC離脱に向けて単独で動き出してますがFlorida Stateの離脱に道筋が付けばClemsonも同じパターンで新パートナーシップ側に移籍または独立校的に参加へ向かうのではないのか。この2校に追従しそうで新パートナーシップ側から見てもそれなりに魅力があるのというとMiami-FL辺りまでか。Miami-FLまで含めると過去30年ほどの全米制覇校がすべて新パートナーシップ側所属となります。
今回の動きのおもしろいところはここまで既に発生した以上のカンファレンス再編は必ずしも必要がないところです。新パートナーシップ側が例えば2校に限って独自のポストシーズンの対抗戦に非Big Ten非SECの学校を招待しても良いわけです。Florida StateやNotre Dameとしてはそんな不安定な地位よりも固定メンバーとして仲間に入りたいでしょうがそれを新パートナーシップが受け入れるかどうかはまだわからない。
固定強豪と少数のゲストという形になったとすると例の欧州サッカーのスーパーリーグ構想に似た状態にもなりそうです。
2023年シーズン終了時のAPランキングはトップ10のうち9校は来季2024年シーズンからSECかBig Ten所属の学校ばかり。唯一の外部の学校はNo. 6タイとなったFlorida State。トップ10より下でもNo. 11はArizona(来季からBig XII)ですがその下はNo. 12 LSU(SEC)、No. 13 Penn State(Big Ten)、No. 15 Oklahoma(来季からSEC)。No. 14に独立校のNotre Dameが食い込んでます。
今季はPac-12やBig XIIの所属で好成績だった各校が来季はBig TenやSECに加入するので星のつぶしあいで負け数は今季よりも増えるのは確実。3敗4敗と負け数が増えれば伝統的なカレッジフットボールマスコミの記者に投票させたら上位をBig Ten校とSEC校がこれほどまでに占めることはないかもしれません。しかしです。2大カンファレンスがパートナーシップでポストシーズンの時期に両カンファレンスによる対抗戦をやるよと言い出したらどうなるか。CFPさんはご自由にやっていてくださいと離脱したら。
そうなったらCFPの方に残った学校だけで12校制のプレーオフなんて維持できません。4校制だって怪しいものです。試みに2023年シーズンのAPランクで非パートナーシップの上位4校を選ぶとNo. 6 Florida State x No. 16 Oklahoma State と No. 11 Arizona x No. 14 Notre Dame がCFPの準決勝となります。こんなの見たいですかという話です。Notre Dameは絶対に嫌がる。Notre DameのバックであるNBCもこんな泥舟には残る気はないはずで新パートナーシップの側に参加を画策することは確実です。
Florida StateにはACC所属というくびきがあるためNotre Dameほど自由には動けませんがクリスマスの年の瀬の頃に突如としてACC離脱に向けた法廷闘争を開始したということがありました。あの慌てぶりというのは既にSECとBig Tenによる新パートナーシップ結成の情報を水面下でキャッチしていてのことだったかなと今となっては思えます。
または新パートナーシップの情報はキャッチしたのではなくてSEC側がこういうことになりそうですよと囁いたという話かもしれません。
Florida State以外ではClemsonが新パートナーシップ側への移籍が一番ありそうな学校に見えます。文化地盤的にはディープ・サウスのサウスカロライナ州の学校でありSECと親和性が高いし、CFP時代の一方の雄であった実績もまだ記憶に新しい。ACCが西海岸のStanford、Calを迎え入れるときにも反対したのがFlorida StateとClemsonでした。ですから現時点ではFlorida StateがACC離脱に向けて単独で動き出してますがFlorida Stateの離脱に道筋が付けばClemsonも同じパターンで新パートナーシップ側に移籍または独立校的に参加へ向かうのではないのか。この2校に追従しそうで新パートナーシップ側から見てもそれなりに魅力があるのというとMiami-FL辺りまでか。Miami-FLまで含めると過去30年ほどの全米制覇校がすべて新パートナーシップ側所属となります。
今回の動きのおもしろいところはここまで既に発生した以上のカンファレンス再編は必ずしも必要がないところです。新パートナーシップ側が例えば2校に限って独自のポストシーズンの対抗戦に非Big Ten非SECの学校を招待しても良いわけです。Florida StateやNotre Dameとしてはそんな不安定な地位よりも固定メンバーとして仲間に入りたいでしょうがそれを新パートナーシップが受け入れるかどうかはまだわからない。
固定強豪と少数のゲストという形になったとすると例の欧州サッカーのスーパーリーグ構想に似た状態にもなりそうです。