アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

ハリケーンで早くも中止試合発生

今週末に東海岸カロライナ方面にハリケーンFlorenceが上陸見込み。既にカレッジフットボールではNo. 18 UCFのアウェイの試合@North Carolinaの延期が発表済み。マイナーカンファレンス所属のUCFにとってPower 5カンファレンス所属校との対戦は数少ない実力証明の機会なのですが、それがキャンセルに。まあそれ以前にACC所属North Carolinaはここまでで2戦2敗。開幕戦の@Calの敗戦はともかく、先週末の@East Carolina戦での19−41の惨敗でPower 5校との対戦!という期待感や勝利した場合の実力の証明には足りない相手になっていたわけですが。UCFのプレーオフ挑戦には逆風ばかりですね。

他にもEast Carolina@No. 13 Virginia Tech戦、No. 14 West Virginia@NC Stateとランク校の試合が延期と発表になってます。
NFLでは直撃の影響を受けるのはCarolina Panthersだけですが、アウェイの試合の予定なので影響はない模様です。
MLBはハリケーンとしての影響はあまりないと見られますが、温帯低気圧化したあとも雨量は多いとの予報で影響を受けるチームがいくつか出るかもしれません。

NFL開幕 Browns連敗阻止も勝ちには届かず

NFLも開幕してすっかりアメスポの秋です。
昨年16戦全敗したCleveland Browns。13年連続シーズン開幕戦連敗中でもあったBrownsが敗戦記録のストップに成功してます。第4Qに怒涛の追い込みで地区ライバルPittsburgh Steelersを延長戦に引きずり込み、21-21で引分。QB Tyrod Taylorでなんとか引分。全敗チームにとってはポジティブな結果と考えるべきなのでしょう。第4Qまで7−21でも残ってくれていた多くのファンの声援を受けて、最後のブロックFGまで戦い抜いたことに。未勝利記録は続きますが連敗記録は止まった、ということになるようです。

同じオハイオ州のCincinnati Bengalsは@Indianapolisで勝利、ColtsのQB Andrew Luckの復帰試合での勝利を阻止。最後はpick 6で勝利確定。Bengalsが@Coltsで勝利したのは1987年以来とか。当時のQBは今CBSのスタジオ解説でお馴染みのBoomer Esiasonの時代。1988年にSuper BowlにBengalsが行った時期に近い遠い昔の話です。

New England Patriotsは結局戦術Gronkoで開幕戦勝利。先制TDもRob Gronkowskiを左ワイドアウトにセットしてのプレーでのもの。Gronkoは7キャッチ123ヤード1TD。2本めのTDはスロットにRBのJames Whiteを立たせたフォーメーションからのTDパス。事前に予想されていたとは言えWRの人員不足(人材不足ではなく、それ以前に人数が足りない)を非WRのパス捕球能力で補っての安定の勝利となってます。立派なもんです。

テニスUSオープン女子単決勝 混乱のフィニッシュ

Naomi Osakaが女子シングルスで初優勝してます。いやー大変なフィニッシュになっちゃいましたね。女王Serena Williamsを相手に6-2, 6-4でのストレート勝ち。但しSerenaが審判の判定にブチ切れ。会場内への説明がなかったこともあって観客から主審へのブーイング罵声、Serenaへの通常とは違うレベルの応援歓声が飛ぶ騒然とした中で試合終了。
試合後の表彰式では通常選手への表彰に先立って行われる主審への顕彰はキャンセル。あの状況では妥当な処置でしょう。表彰式が始まってからのSerenaの態度は立派なもので、まだ感情が高ぶっている中、優勝したOsakaを思いやる発言や行動をとり、観客に「もうブーイングはやめて」と沈静化につとめました。あれだけブチ切れて時間も経っていない中であの態度はさすがベテランというところでしょう。

問題の発端は客席にいたSerenaのコーチがハンドシグナルで指導伝達をしようとしたのを主審が見咎めたこと。試合後にTV解説のChris Evertがも言っていたように「全選手のコーチがサインで指導はしてる」。その実態をこのタイミングで反則を取るのがどうなのか、というのがまずひとつ議論となる点でしょうね。さらにSerenaがブチ切れてから発した発言の内容が重ねて反則と取られたのですけれど、男子の選手が同じダーティな言葉を発しているのが反則をとられないのに、なぜ自分の発言は反則なのか、それは私が女だからか、と詰め寄るSerena。男女同権の国ですのでSerenaの主張は正当な抗弁とは言えるでしょう。

そういった諸々の大騒ぎがグランドスラム決勝初出場のOsakaを動揺させる可能性は大いにあった中、ペースを崩さずにそのまま押し切ったのは評価に値するものでしょう。

日本の報道を見ると彼女は日本語もあまりうまくないそうですが、英語もうまくないんですよね。母国語は何語なんですかね?父親がハイチの方とのことですからフランス語なんでしょうか?ちょっとしたしぐさや英語での言い回しなんかを聞くととても日本らしくて微笑ましいです。

アメスポニュース的には「日本人選手の初優勝」よりも圧倒的に「Serenaが決勝敗退+大荒れ」の方になることでしょう。これはまあ当然か。あれだけ荒れるのもテニスでは珍しいですから。
女子のシングルスはこれで過去2年間のグランドスラム4大会 x 2で8人の優勝者が出ており核がない状態ですね。昨年の全米優勝した米国人Sloane StephensがWilliams姉妹の後継に期待されたのにその後は冴えず。Osakaも含めてメジャー優勝者の誰かが次のスターとして出てくるのか。それともSerenaが今日の怒りをエネルギーに変えて2019年シーズン復活してくるのか。

カレッジフットボール第2週 新HCたちのチームはどうか

今週も激戦接戦おもしろい試合が多く楽しめたカレッジフットボール。印象に残った試合をいくつか。

No. 6 Oklahoma 49−21 UCLA
Oklahomaは先週に続いて完勝です。NFLからカレッジに帰還したChip Kelly率いるUCLAを完全粉砕。UCLAは先週の敗戦でもそうでしたがChip Kellyらしさが攻守ともに感じられない。カレッジに戻ってOregon時代のような超速オフェンスに回帰するのかと思ったらまったくです。まだ就任初年度でもあり、オフに主戦QBのJosh RosenがNFL入りして新チーム。これからであろうと期待はしたいですが。
Oklahomaの方はNo. 6というランクは不当では。もっと高くて良いような。こちらもオフに主戦QB Baker Mayfieldをプロの送り出しての新生チームですが攻守スペシャルチームともに文句なしです。
試合前のサイドラインではUCLA出身のRussell Westbrook(NBA Oklahoma City Thunder)とTrae Young(Oklahoma出身、現NBA Dallas Mavericks)がじゃれ合っていたりしてました。みんな好きですね。

No, 2 Clemson 28-26 Texas A&M
Florida Stateから引き抜かれたHC Jimbo Fisherにとって新任地での初のビッグマッチ。昨年まではACCの地区ライバルとして覇を競ってきたClemsonとの対戦。前半はClemsonが飛ばして一方的になりかねないところから、A&Mが粘って好試合となりました。最後は2ポイントコンバージョンで同点かというところまで追い込んだんですが届かず。
その一つ前のドライブでのゴール直前のファンブル→アウトバウンズがタッチバックと判定されたのが痛かった。審判団はClemson所属のACCの審判団だったのでちょっとね、という部分もありましたが、Jimbo Fisher、さすがに初年度でも才能に劣るはずのA&Mをきっちり掌握している様です。最後の2ミニッツドライブも落ち着いて良いドライブでした。(これと比べると上記のUCLAの不甲斐なさはやはり気にかかります)
尚、Fisherの前任地であるFlorida Stateは現在FCS校Samfordに大苦戦、終始追う展開でまだ追いつけず21-26で第4Qの半ばに入ってます。大アップセット来るか。

Colorado 33-28 Nebraska
この試合はいろいろ味があって良い試合でした。昨季UCFを擬似全米優勝に導いたScott Frostが母校Nebraskaに帰還しての初試合(先週の開幕戦は中止)。The Sea of Redと異名を取るスタジアムを埋めた真っ赤なウェアのファンたち。Nebraskaが強くないとカレッジフットボールは寂しいということは過去何回も言ってますが、名門復活の期待を背負っての初陣。結果は激戦の末逆転負け。試合開始早々に2ドライブ連続ファンブルロストからColoradoに2TDを許し最悪のスタートだったのですが、そこから一気に3TDでNebraskaが21-14と逆転。この辺りで既にNebraskaの地元ファンは熱狂状態。Big Tenに移籍以来冴えないシーズンが続いているNebraska復活の狼煙という感じでした。そして相手はBig XII時代の北地区で毎年顔を合わせていたColorado Buffaloes。Nebraskaが全米最強のプログラムだったあの頃を思い出させるには格好の相手です。
ですがColoradoにはこれはいい選手がいますね。WR Laviska Shenault Jr.が次々と難パスを捕球し、最後の逆転TDパスもほとんどDBとのセパレーションがなく、相手セーフティもかぶさってくる中でのキャッチ。13回Shenaultの方向に投げて10回キャッチ、177ヤード。Nebraskaもわかっていてダブルチームでカバーしているのにほんの僅かの隙間に決勝TDパスが決まってColoradoの逆転勝ちです。なんでもとってくれるなーって感じでした。
試合後のColoradoの喜びようが普通ではなかったのがまた良かったです。Nebraskaもカンファレンス移籍後まるで冴えないですが、Coloradoもそれは同じ。Pac-12に移籍して過去7年のPac-12ではカンファレンス内全敗が1シーズン、1勝が3シーズン、2勝が2シーズン。ボロボロにやられるシーズンが大半。移籍しちゃったけどファンにとってはBig XIIでNebraskaやKansas Stateと熱い戦いをしていた頃が懐かしいはずなのです。その昔を思い出させられるあの巨大な9万人以上が見守る中での激戦で旧敵であるかつての名門Nebraskaを激戦で破って開幕2連勝。やはりカレッジフットボールはこの多様性が良いです。Big TenもSECも良いんですけど、やはりアメリカ穀倉地帯の学校がおらが州を代表して戦うあの様がやっぱりカレッジフットボールには似合うなあと思わされた試合でした。

サッカー男子代表監督探しが難航で軌道修正

サッカー男子代表監督がなかなか決まりません。昨年10月にW杯のCONCACAF最終予選最終戦でトリニダード・トバゴに惨敗、W杯出場に失敗して前任Bruce Arenaの辞任から11ヶ月。いまも暫定監督のDave Sarachanの下で活動を続けています。
今週前半に有力候補とされていた前メキシコ代表監督のJuan Carlos Osorioがパラグアイの代表監督就任を発表したため、またも米代表監督探しはふりだしに戻ったことに。その後米サッカー協会からは「年末までに代表監督を決める」などというコメントが出てます。ロシアW杯後に各国の代表監督の移動があることからその時期に決定になるのではという推測があったのが空振り。さらにOsorioにも振られて、いまだ先が見えません。今夜も暫定監督Sarachanの下で代表フレンドリー対ブラジル戦を戦います。

試合前にTV中継(FS1)に米代表サッカーのGMであるEarnie Stewartが出演。気丈に振る舞ってましたが監督探しについて軌道修正を公言していました。その辺りからも監督探しの苦悩がにじみ出てる感じですね。今年6月の段階で当ブログで書いてありますが、当時Ernieはこういうことを言っていました。

「代表のプレーのスタイルはGMである自分が決める。それを人選・戦術に落とし込むのは新監督の仕事」ということを言ってました。なかなか大胆なことを言うなという気もします。つまり新監督には全権はないと公言してしまっている。そんな不自由な職を受けてくれる有力な監督候補がいますかね?どういう人選になるのか楽しみかつ不安です。

当時彼が使っていた言葉は「Style of play」はGMであるErnieが決めるという話だったのを、今日のTV出演時に修正。「誤解があるといけないので言っておきたいのだけれど、Style of playというよりはPriciple of playは自分が決める、という意味だ」「ピッチ上のことはすべて監督が決めること」というのです。「
Pricipleってなに?」とツッコまれて「アメリカ人らしく前向きで攻撃的な態度」とかなんとかわけのわからないことを言ってました。誤解もへったくれも前回は間違いなくプレースタイルは自分が決めると言っていたのを、軌道修正するも軌道修正と認めたくないらしいです。潔くないですね。つまりは私が当時指摘・不安視した通り監督候補にあのStyle of play発言がことごとくスカンを喰って監督選びが難航中ってことなんでしょうね。今日の代表の試合の機会に軌道修正をはっきりさせて今後の候補との交渉に進みたいのでしょう。
2022年カタールW杯の予選が始まるのはまだ先のことで焦るほどの時期でもないですが、いつまで経っても決まらないのもどうなんでしょうね。最悪の場合暫定監督の暫定を取ってそのままSarachanということもあるのか。

三冠王は過去の遺物か

MLB Networkで議論されていた話題です。Boston Red SoxのJ.D. Martinezが現時点での旧指標での成績が.335 39HR 115打点となってます。打率はチームメイトのMookie Bettsに毛差で2位、ホームランはAthleticsのKhris Davisに1本差の2位、打点は首位。三冠王のチャンスです。

しかしながらMLB Networkという野球専門チャンネルなのにその成績への反応はすこぶる鈍い。旧指標的には好成績ではあるものの、いまとなってはMartinez以上の評価の選手が他にいる、というのですね。ALのMVPレースで言うとMookie BettsがはるかにMartinezに先行しているとされます。ALの最多勝チームRed Soxを代表して最優秀選手はMookieで決まりになりそうな勢いです。Martinezが三冠王を獲るとさすがにBettsの票が削られる面はあるのでしょうが、その場合は別の誰か、Mike TroutだったりJose Ramirez(Cleveland Indians)を利するだけでJ.D. MartinezがMVP当選するのは見込めない。一昔前なら三冠王で最多勝チームの主軸を打っていてMVP投票で有力候補ですらないというのは驚きでしょうが、今となってはこういうことなんですね。

ではもう三冠王というのは過去の遺物で意味がないのか、というところまで論を進めていました。3つのカテゴリのうち打率と打点の2カテゴリが選手の評価基準として不適当だと見做されるようになってしまったというのは事実、とかなり断定的に言った上で、但しその代わりとしての現在重要視されるようになった指標が十分に一般スポーツファンに浸透していない、わかりやすくない、という点も指摘。そういう意味でわかりやすい三冠王は今も意味があるだろう、というなんとも盛り上がらない結論を出していました。
まあねえ、という感じであります。打率が不適当なのはともかく、打点ってそこまでダメ出しするほど意味のない指標になっていたのでしょうか?個人成績という意味では打点機会が多いかどうかはその選手個人以外の要素を多く含むので不適当という議論はわかりますが、例えばMVPを選ぶような場面では強いチームの主砲であることを間接的に表す打点の数字は打率よりはよほど意味があるようにも思えますが、どうなのでしょう。

今年のMLBオールスターの投票の話題のときにも書いたのですが、ネット投票の画面で候補選手の成績として表示されるのは旧指標なんですよね。間口の広いネット投票だとセイバーメトリクス由来の数字ではまだわかって貰えないだろうということだったでしょうか。
記事検索
最新コメント
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文