アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Rays地元で2連勝でタイ Houstonと最終決着戦へ

Tampa Bay Raysが4-1でポストシーズン本命Houston Astrosを下してALDS第4戦を制しています。これで2勝2敗のタイとなって二日後に@HoustonでYankeesの待つALCSへの進出チームを決する第5戦が行われます。
最後にHoustonが2走者を出して粘ってはらはらさせられましたが試合全体はRaysが終始推し気味。いつもは閑古鳥のなくRaysのホームも満員かつ大盛り上がりの試合となり、こんなにファンがいるなら普段もうちょっと来てやってもいいのにとも。

Houstonは中3日でエースJustin Verlanderの先発で臨んだのですがこれが冴えず。初回につかまり3失点。その後も再三走者をためる苦しい投球が続きました。しかしながらRaysの追加点は4回のソロホームランの1点にとどまる。そこここに突き放せるチャンスがあったのを逃し続けたのがたたって最後にHoustonに追いつくチャンスがまわってきたわけですが、しのいでホームで2連勝。

この日のRaysは昨年革命を起こしたオープナー戦術を採用。今年は昨年ほどにはオープナーの起用は多くなかったもののレギュラーシーズンの43試合(全試合の26.5%)で同戦術を採用。オープナーで臨んだ試合の勝率は6割を超え(26勝17敗)ており、非オープナーの試合より僅かながら勝率は高い。両投手起用戦術の勝率が拮抗しているということはたぶんその戦術採用割合は適正と考えられるのでしょう。戦術革命2年目にして早くも適正値を会得したとしたらこれはなかなかに優秀であろうかと。

今シリーズ第4戦目にして初のオープナー戦術を採用。これはシーズン中の採用割合にほぼ等しいわけでRaysとしては通常運転。本命のAstrosを相手に見事オープナー戦術で勝ち星を拾ってRaysの首脳部はまずは面目躍如ということになりそうです。

Houstonの方は最終第5戦の先発は、第2戦でRaysを圧倒15三振を奪ったGerrit Coleが登場でしょう。もう後がないので温存している余裕はまさかない。第4戦にVerlanderを投入、勝ってALCS Yankees戦の初戦にColeを持ってこれるのが理想だったでしょうがRaysの抵抗にそうはならず。
Coleは中4日での登板。Verlanderの中3日はさんざんでしたがColeはどうなるか。第2戦でのColeの投球は素晴らしかったものの打線がリードを作れなかったため、8回途中まで続投、118球の熱投をしており、その上での次戦中4日の登板。休養十分だった第2戦ほどの投球ができるかどうかはその日になってみないとわからないでしょう。

一昨年Astrosが優勝したとき、Astrosは優勝したあとはマスコミに持ち上げられて強い強いと言われたもんですが、あのときもポストシーズン全体で11勝7敗。けっこう負けてます。今年も本命としてポストシーズンに入りましたがDSから激闘に引きずり込まれることになりました。

米中緊張がNBAに波及

NBAのプレシーズンゲームが各地で始まっています。明るい話題はドラ1期待のZion Williamsonがダンク3連発の好スタートでプレシーズンデビューを飾ったところでしょう。不人気チームNew Orleans Pelicansの試合を見たいファンが大量発生すること必定。NBAの広いインサイドのおかげかいきなりのハイライトフィルム的スタートになったようです。カレッジで規格外だったZion、プロでも並大抵の選手ではないことは確実のようです。New Orleansは地味ではありましたが他の選手もなかなかであり、Zionばかりに張り付いて守るわけにもいかないはずで、いろいろ楽しませてくれそうです。

日本視点だとジャパンゲームの開催やHachimuraのデビューなんかも話題になってますか?それともラグビーW杯の話題に隠れちゃってるんでしょうか。

しかしながらNBAコミッショナーのAdam Silverにとっての一大事は上記のいずれでもありませんでした。ジャパンゲームに帯同して訪問中の日本での記者会見で注意深く応答していたのは中国で開催されるLos Angeles Lakers 対 Brooklyn Nets の2試合が中国国内での放送がキャンセルされる事態となったこと。理由とされるのはHouston RocketsのGM Daryl Moreyが発したツイート(削除済)で香港の対中国中央政府への抗議行動を支持するとの発言。

Houston Rocketsは中国出身のNBAレジェンドYao Mingのもとの所属先であり中国国内のバスケファンの認知度はとても高いチーム。そのGMの発言、それも中国政府が国内での情報統制に躍起になっている香港情勢について中国批判ととれる発言をしたのがいたく中国側を刺激した模様で、それがChina Gameの放送キャンセルにつながったと。ただし試合の開催は確保される模様です。

Silverは事態を深刻化したくないという意図がよくわかる記者会見での発言。いわく「アメリカ人にとっては表現の自由は絶対の価値でありHouston GMの発言を謝罪する気はない」と静かなトーンですがはっきりと断ったあとで、Yao Mingを含む中国側と善後策を検討したいと述べています。せっかく他のジャンルに先行して開拓成功してきた中国市場を失うのは避けたい中、アメリカの一般市民にNBAが中国に阿っていると見なされたくないというバランスをとった発言です。NBAコミッショナーの立場としてはこれが現時点ではベストの回答なのでしょう。騒動の元となったHouston GMもその後は頭を低くしているよう。
Rocketsについている多くの中国系スポンサーが一気に離れる動きもしておりRocketsは対応に苦慮しているようです。スポンサーはつなぎとめたくても、このツイートを理由にGMを解雇することは無理でしょう。たぶん違法・憲法違反ですらありそうです。(となると契約金額の残り全額を補償、プラスかなりの追加金額を裏で積んでGMに辞任してもらうということはアリかナシか、というぐらいか)


米中の貿易摩擦は政治ニュースを今年大いに賑わしていますが、アメリカの一般市民はそれほど大きな関心を示しているとも思えません。一般市民のふところを直撃するようなインパクトのある値上げの波は来ていないように見えますし、そもそもがアメリカの経済は大変好調で失業率も歴史的なレベルで低い。多少の貿易摩擦由来のインフレが来たとしても問題にされないのではないかと想像できます。

では香港での中国の抑圧政策やデモがアメリカ人一般の関心事項かというと、こちらもそうとは思えません。今回の騒動でやっと意識にのぼったスポーツファンすらかなりいそうです。アメリカでは多チャンネル化のせいで政治ニュースがニュース専門チャンネルにタコ壺化しており、そこへチャンネルを合わせない人々にとってはよほどのインパクトのある政治イベント以外は政治がなにをやってるのか知らないという人が多くなっているのはかなり以前からの傾向でもあります。

なぜにきっかけになったHouston GMがそういうツイートをしたくなったのかは実に疑問でもあります。Houstonはテキサス州の最大都市。テキサス州はトランプの共和党の一大地盤でありますが、こんな話題を今のタイミング(毎年11月は地方選挙、大統領選は4年に1度で同じ11月投票来年です)で打ち上げても政治的に意味があるのかどうか。政治的意図でないとしたら動機はなにか。
アメリカのエグゼクティブや有名人はツイート専門のアシスタントを常に連れていてライブイベントやニュースに接したときに即応をさせることはよくありますけど、そちらの面でもなぜ今回のタイミングだったのか見えにくいです。香港情勢は悪化はしてるんでしょうが夏以前からずっとモメている話でありなぜ今口を出した、という感じもします。

Dish/FOX、急転抗争終結

昨日長期化かもと書いたDishNetworkとFOX系列との契約問題が今日日曜日午前中に決着したと発表になり、そのまますぐに放送も妥結発表の数時間後には再開されたようです。よって今日のNFL放送はDish経由でも見られた模様。私の昨日の推測はハズレということに。となるとまたFOX Sportsのアプリの強制差し替えかな。めんどくさいですね。

NFL、MLBポストシーズン、カレッジフットボールそして新規でこの週末に登場したWWE Smackdownまで放送ができなくなったDishに対して視聴契約顧客からの不満が爆発したであろうことはたやすく想像できるだけに、Dishが折れたのか。もしそうなら、闘争するならFOX系列の手持ちがスポーツ番組が集中するこの時期をFOXが選んだのが作戦勝ちということになるのでしょう。

カレッジフットボールは二週に渡って被害を受けました。MLBポストシーズンはたぶん2試合がDishの顧客は見る方法を失っただけで、比較的軽微な被害で済んでます。WWE SmackdownのFOXデビュー放送は地上波FOXの放送なのでDishの人も普段の見方とは違うなりに都市部の人は見られたはずです。ただしアメリカは国土が広く地上波の難視聴地域はかなりあるはずなので先週末のNFL・金曜日のWWEを見損ねた人はかなりの数いたはずでもあります。全体としては被害が広がりきらないうちになんとかまとめた感じでしょうか。MLBの地区シリーズ決着戦なんかが見られない状態だと取り返しがつかない状況になっていたかも。
Dishからの契約顧客の流出の数字の情報は事後に出てくることでしょう。

Cain Velasquez 対 Brock Lesner、どうなりますか。当たり前ですがCainはしょっぱそうなのでどれぐらいLesnerがうまくリードできるかですけど、フットボールシーズンの終わる頃をめがけてなにかおもしろい仕掛けが見たいところです。

FOXとDishの闘争は長引きそう その証拠

今週末は移動が多いです。それで移動中にスマホのFOX Sportsアプリで試合観戦をしようとしたところ、アプリのアップデートを強要されました。アップデートしないとまったくストリーミングが見られない状態。ほんの二週間前に機種変した(というと何に変えたか丸わかりですが)ばかりで、その移行の際にアプリはすべて最新に勝手にアップデートされているはず。ほんの二週間の間にアップデートしないと見られないようにする仕様変更なのか、めんどくさいなあ、と思いつつしかたなくアップデート。やっと完了して開けたら設定要求。ついこの前やったばっかりじゃん、いいから早く試合を見させろよ、とぶつぶつ文句を言いつつ作業。

そこでふと気が付きました。その設定のところからDishnetworkの選択肢が完全に消えてますね。うちはDishじゃないので別にいいんですけど、気になってよく調べてみましたが完全に存在を消されています。衛星TVプロバイダ全米第2位の大手プロバイダが存在を抹殺されるという事態に陥っているんですね。すごいですね。コレをやるために強制アップデートにしたんでしょうか??

DishとFOX系列の確執については先日書きました。FOX系列のスポーツ局FS1でのMLBのポストシーズンの放送も始まっているのですが、現在もFOX系列各局はDishでは放送がない。どうもDishとの和解は近い将来にはないのかもしれません。そうでもなければわざわざこんな変なアプリのアップデートはしないのではないか。

米代表フランスを取り逃がし タッチラインの意識

W杯日本大会C組 米代表対フランスの試合があり、後半途中までは接戦で食い下がった米代表でしたが最後は堤防決壊、33−9の最終スコアで0勝2敗となってます。

66分にフランスのトライが決まる前まで12-9と食い下がっていただけに最終スコアの大差が悔しい感じでしょうか。
試合の巧拙という面では前半のフランスの2トライはいずれも米代表が後ろの選手を残さず前線に前掛かりになった裏にキックをあげられてのもの。今のポジションレスラグビーでは守備のバックエンドに誰が残るのかはファジーな事前のチームの決まりごとと状況次第で判断、各自が有機的に動かなくてはいけないんでしょうが、チームとしてのそこら辺への意識が足りなかったということになります。こういうポジションレスで動けというアヤみたいなのはラグビー馴れしていないアメリカ人選手にはなかなか浸透しにくいところかもしれません。対するフランス選手にとっては裏スペースががら空きというのが蹴る方も受ける方もすぐに感知できていたのでしょう。

試合後のこちらのTV解説では後半64分の米代表がフランス陣で得たペナルティ(その時点で12-6)をトライ狙い=逆転狙いに行かなかった判断に延々疑問を呈していたんですけど、そこは私は問題とは思いませんでした。この日のフランスは反則が多く、12-9として3点差で15分残り、悪い判断ではなかったでしょう。最終的な結果はともないませんでしたが判断が悪いというのは違うと思います。
たらればを言い出したらこの後半のペナルティキックに限らず、前半の中央からのペナルティキックの選択も蹴らずに勝負に行っていたらとかいくらでも言えるんですよ。そんなのは解説とは言えない。

それよりも気になったのは前半にフランス陣深くまで攻めながら攻めきれなかった場面ですね。特に左でドライビングモールで押し込んでトライを狙ったのが、フランスに簡単に横向きに誘導されてタッチラインを割った場面です。
この場面、米代表はラインアウトから組んだモールで押し込みにかかった(たぶん事前に準備していたプレー)んですけど、ラインアウトからってことは当然のようにタッチラインに近い。タッチラインに触れたらターンオーバーなわけです。個人が持ってる場合ならパス出しもできますがモールではそんな自由は効かない。一旦そちらにモールが流れ始めたらそのまま、あっさりタッチを割ってフランスにボールを渡してしまいました。これはとてももったいなかった。流れで狙ったのではなく、事前に準備していたと思えるプレーでこの不用意さはいただけません。

この場面に限らずアメリカ人ラグビー選手はタッチラインへの意識が低いです。これ、私は(アメリカン)フットボールの弊害ではないかと推測しています。フットボールではオフェンスの選手がサイドライン際を爆走する場面はよく見かける。なぜよくあるかと言えばサイドラインを割ってもオフェンスのボールのままというフットボールのルールだから。
でもラグビーではそうではない。走り出した時点で独走でもタッチラインに触れればターンオーバーですからギャンブルに近いプレーです。どうも米代表のウィングの選手がボールを受けるのが他の国の選手に比べてタッチラインに近すぎる上に、タッチライン際をそのまま突破しようとして行き先を失うという場面は過去米代表ラグビーでは何度も見てきたこと。ドライビングモールが簡単にタッチラインを割ったプレーもアメリカ人選手のタッチラインへの意識の低さが出たんじゃないかなと思ってみたりもします。


初戦のイングランド戦の惨敗からは脱却してTier 1国フランスを苦しめたところは評価すべきでしょうか。最終スコアにはその善戦が現れてないですけど。

Brewers討ち死に

これはまた記憶に残る大変な敗戦の仕方になりました。MLB NLワイルドカードは8回裏二死からの大逆転でWashington Nationalsが4-3でMilwaukee Brewersを下してます。

8回裏を迎えた時点ではビジターのBrewersが3−1とリード。絶対のリリーフエースJosh Haderを予定通り投入したんですが、この日のHaderは球が荒れまくり。撒き餌としてのカーブも全然外れてるし速球もストライクゾーンから大きく外れる球が続き常にカウントを悪くしての投球。Hader投入は予定通りではあるものの、その前に投げていたDrew Pomeranzが2イニング完璧投球だったのでもう少し引っ張るという手もあったのではないかと後悔の残るところではないでしょうか。
先頭打者をフルカウントから三振の1死後、次打者もフルカウントからのデッドボール。これでこの回最初のランナーを出したんですが、ビデオを見るとバットに先に当たっているようにも見えなくなかったですがビデオ判定でもとの判定は覆らずデッドボール。続く打者もボールが先行しながらも三振で二死。その次の打者はバットをへし折ったんですけどセンター前にボールは落ちて二死1-3塁。そしてフルカウントから四球で満塁。苦しい投球でした。
二死満塁、新人20歳Juan Sotoがライト前ヒット。右翼手がこれを後逸して走者一掃3得点で一発で逆転。

初回に二番Yasmani Grandalの2ランホームランでいきなりリードしてそのリードをずっと保っての試合だったのが8回裏二死にひっくり返されてそのまま(タイムリー打を打ったSotoは挟殺プレーで逆転してすぐにチェンジ)9回表が始まりそのままのスコアで敗戦。

レギュラーシーズンの最後の勝負どころの試合でHaderが9回二死からホームランを被弾して地区優勝の機会を逸したのが三日前。あの試合も一度もリードされないままで9回に追いつかれ、10回にサヨナラ負け。この日もリードされていたのは9回表の時間にしたら僅か10分もないぐらいの間で、その前のすべての時間帯でリードしていたのに、という敗戦。
昨年のポストシーズンのスターだったHaderが今季レギュラーシーズン最終登板そしてワイルドカードと連続セーブ失敗してBrewersのシーズンが終わったことに。討ち死にですね。9月を20勝7敗。MVP有力候補のChristan Yelichをケガで失いながらこの成績でポストシーズンに臨んだんですが、この散りっぷりはなかなかに壮絶な感じです。昨年も大いに楽しませてくれたBrewersですがここで力尽きました。

試合決着後惜しそうだったのはキャッチャーのYasmani Grandal。Grandalは昨年はDodgersの一員としてWorld Seriesまで戦ったもののDodgersでは弱戦犯のようなポストシーズンでした。それがBrewersで昨年の汚名を晴らすような活躍の今季。この日もNationals先発のMax Schazerからの初球を強振、先制の2ランホームランでNationalsの出鼻をくじき、第2打席も再びSchazerの初球を捉えてライト深くへのホームラン性の当たりを飛ばして気を吐いてました。
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