アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Tyronn Lueでなくて誰がやる?

Los Angeles LakersのHC探しがさらに混迷してます。Monty WilliamsがSunsのHCに就任して、選択肢が限られてきたと見られていたLakersですが、前Cleveland Cavaliers HC Tyronn Lueと契約内容で折り合いがつかずLueの採用を断念。もともとLakersはLueを望んでいたとは言えないだけにこの決裂自体はしょうがないところか。LeBron Jamesのお気に入りだからというだけの理由でLueを採用しようというのに、Lue側が5年契約という契約期間を譲らなかった、とされます。LeBronがそんなに長くいるとはあまり多くの人が信じているとは思えない状況でLue側はずいぶんと突っ張ったなという印象です。

LueのHCとしての名声は高いとは言い難い。NBA制覇を成し遂げたHCとしては最悪の部類と言ってもいいでしょう。
ただLeBronに限らず選手たちからの評判は悪くないとされます。しかしHCを雇うのは選手ではなく、NBAチームのオーナーやGMです。雇う側からの評価が悪いから現在浪人中とも言えるわけです。他に職のアテがない割に欲の皮が突っ張り過ぎだったとも言えそう。金額的には好条件がオファーされたとされます。

LueのHC就任が消えたことでいよいよLeBronの将来の放出も現実的になってきた感じもしますね。当面はFAで誰がLakersに来てくれるかが見えてくるまでは様子見でしょうが、それで来てくれる選手がない、LeBronの人気がないと確信できたらLakersはLeBron切りに向かいそうです。LeBronからしてもキャリアの晩節を腐って潰すぐらいならLakersを出る腹をくくるのでは。
と言ってLeBronに見合うトレードの相手なんて限られます。契約残り1年のAnthony Davisか、そうでなければRussell Westbrook? Rusの可能性に言及しているマスコミは私の知る限りありませんが、RusとThunderもどん詰まりになっているので応ずる可能性はあるかもなというのが私の勝手な憶測です。UCLA出身のWestbrookは以前からLAのチームに行きたいという希望を持っていたともされますし。


Lakers自体もかなり批判されてます。女性オーナーであるJeanie Bussはともかく、その意思決定にJeanieの親友Linda Rambisおよびその夫であるKurt Rambis(元Minnesota Timberwolves HC、短期でKnicksやLakersのHC職歴もあり)の影響でTyronn Lueの採用に後ろ向きだったともされて、ゴシップ誌向きのわけのわからない混乱に足を踏み入れつつあります。Kurt Rambisの実績ってTyronn Lue以下なんですけど、選手としてLakers OBだから、または奥さんがJeanie Bussと親友だからと言う理由で影響力を持つというのは私物化でおかしいだろ、というわけです。

Pavelskiの復帰したSan Jose Sharksが第7戦を制して西カンファレンス決勝へ

NHLの西カンファレンス二回戦、Colorado Avalanche@San Jose Sharksの最終第7戦、地元のSan Joseが3−2で逃げ切ってカンファレンス決勝へ駒を進めてます。
一回戦の最終第7戦でNHLプレーオフ史上最大の大逆転の試合で下したきっかけとなった頭部のケガを受けたSan JoseキャプテンのJoe Pavelskiはあの試合以来欠場を続けていたのですが、二回戦の大詰めのこの第7戦で復帰。そしてその勢いのまま第1ピリオドにPavelskiがゴールとアシストを記録してSan Joseが2−0とリードしてしまったので会場は大盛り上がり。Pavelskiのゴールは味方のショットにスティックを合わせてパックの軌道を変えてのもの。技ありの先制点になってます。
あのケガから6試合連続して欠場したということはかなり状態が悪かったはず。シーズンエンドになるかもしれない最後の第7戦なので体調はまだ完全ではないのに無理を押して出てきたのではと誰もが思ったと思いますが、そういう中決めちゃうっていうのは持ってるってことでしょうか。

その後Coloradoが追い上げ、幻の同点ゴール(ビデオ判定でオフサイドでゴールとりけし)などあったのですが、最初のPavelskiの絡んだ序盤の2得点が効いてSan Joseが逃げ切ってます。
西カンファレンス決勝は中地区3位St. Louis Blues x 太平洋2位San Jose Sharks。東はワイルドカードから勝ち上がった勢いのあるCarolina Hurricanes x 大西洋地区2位Boston Bruins。

一番強そうなのはBruinsですかねー。

Kyrie不発のままCelticsでの二年を終える

もう断言していいと思います。Kyrie IrvingがBoston Celticsのユニフォームでの最後の試合を不振のまま終了。Milwaukee Bucksが圧勝でBoston Celticsを退けて4勝1敗、東カンファレンス決勝に進出しています。Bucksがカンファレンス決勝に登場するのは2001年以来。Ray Allenのチームだった頃ですね。

Bucksは見事に機能するバスケチームになったもんです。スモールラインアップが主流になっていた昨今のNBAの潮流を変えてしまえるかもしれないと思わせるところすらある。さあこの先どこまで行けるか。楽しみです。

敗戦したBostonの方。昨季のプレーオフ躍進に貢献できなかったKyrie IrvingとGordon Haywardが帰ってきて完全体Celticsが期待された今季でしたが、Irving/Hayward抜きのときよりずっと弱くなってしまいました。
昨季のプレーオフで大活躍した若い面々が失速。Irvingとも反りが合わずチームの化学反応がまったく起きず。昨季はサラリーのお安い選手たちが目一杯のプレーをやってのけて、各選手が輝いていたのに。昨季の一回戦での同じMilwaukee Bucksとの激闘から始まり、King LeBron JamesのClevelandを相手に先のシリーズ王手をかけてFinals出場まであと僅かのところまで行ったあのチームがここまでバラバラになってしまうもんなんですね。

Kyrieが選手オプションでFAとなるのはもう確実。行き先がLeBronのLakersなのか、他のチームなのかはわかりませんが、もう一度Finalsに届くチームで勝負できる機会が残っているのかどうか。

Bostonの方はチームケミストリーの阻害要因だったKyrieが去ったあとに昨季のようなチームを再び作れるのかどうか、HCのBrad Stevensにとっては正念場のシーズンになりそうです。

来年再発進するXFLをESPNとFOXが中継決定

これはちょっとした事件ではないでしょうか。2020年2月に再度NFLに挑戦をするXFLの放送をスポーツ放送で最有力の二陣営ESPN系列とFOX系列が受け持つことが発表。開幕戦は地上波のABCとFOXが相前後して放送します。10戦のシーズンの他の週は土日にESPN-ESPN2、FS1-FS2が放送。

この辺のダイナミックさはアメスポ的です。これ、例えば日本だったらNFLが手をまわして敵対業者となるXFLに協力しないようにESPNやFOXに圧力をかけてみたりするのでしょうが。またXFLが2001年に一年のみシーズンを開催した際のXFL設立パートナーだったNBC系列ではなく、ライバル系列のESPNやFOXに放映権を託すというところもアメスポらしくドライと言えましょう。

例年のアメスポカレンダー的にいうと2月初旬にNFLがSuper Bowlを終えてシーズンを終了すると、FOX系列はDaytona 500を含むNASCARシーズンがメインコンテンツになります。ESPN/ABCはNBAバスケがメインのシーズンに移行する。もう少し進んで3月にはいるとFOX・ESPNともにサッカーMLSのシーズンも始まりますが、その辺りの時期の土日の放送枠を再興XFLの放送に割り振ろうということになります。
今回のXFL放映権が決着したことで当面一番割を食うのはMLSになるのかもしれません。NASCARもかなり被害を受けそうです。さすがに名のあるDaytona 500は食われることはないですが、他のFOX担当のNASCARシーズン前半の16戦のうち10週はXFLと共存となります。

ビデオ判定でKentucky Derbyの結果が覆る

21世紀なんだなあという決着になってます。第145回Kentucky Derbyが時間をかけたビデオ判定の末に一着馬を失格として勝者変更。長いKentucky Derbyの歴史上失格での勝ち馬の変更は初。最終コーナーでの斜行進路妨害が問題とされて審議の末失格。

私は競馬はまったく存じませんのでレースそのものには言うことはなにもないんですが、こういう難しいビデオ判定を、それも多額のカネと名誉が懸かっているのを承知の上で反則判定を下せるそのガッツはすごいなと思いました。
TV解説の方々は判定が下る前の段階で「これはKentucky Derby特別な競馬だから反則と判断しえないだろう」「一般のなんのことはないレースなら反則だろう」「進路妨害があってもなくても一番速かったのは一着入線馬」と口々に言っていたのがたぶん常識に近い判断なのでしょう。
また二着で入線した(=最終的に繰り上がり優勝した)馬はトップの進路妨害で被害に合っていない位置にいたもの反則とは取られない可能性が高い=二着馬が被害に合っていたら反則認定しやすいけど、という解説だったのが、ものの見事に大ハズレ。アメリカ人は前例のないことをやるのに躊躇しない面がありますが、ここでもそれが出たことになるのか。

スポーツにおけるビデオ判定は(それにカネをかけられる)多くのジャンルに行き渡り、その運用がスムーズになっているのがこの歴史的判定を呼んだとも言えそうです。ビデオ判定ルームの審議の様子がそのままTV画面に映され透明性を確保。場内のビデオスクリーンにも問題の場面のビデオが繰り返し映されることで現場のファンを置き去りにしないという処置もできていた。見る側もビデオ判定一般に慣れてきている。結果はKentucky Derby史上初とはなったものの、こういう判定が出せる下地は20世紀終盤から始まったアメスポの長いビデオ判定の歴史の中で育まれたという感じでしょうか。

でも怖いですね。賭けの金額が巨額なのでこういう微妙な判定は。競馬の場合は審判が表立つことはめったにないのでしょうが、スポーツ賭博が全面合法化したらこういうプレッシャーが各種スポーツの現場の審判にのしかかることになります。

Carolina Hurricanesスイープで二回戦突破

NHLプレーオフは二回戦が進行中。他の3カードが2勝2敗となっている中、Carolina HurricanesがNew York Islandersをスイープで下して東カンファレンス決勝へ駒を進めています。最終第4戦も快勝。良く走って5−2。
Islandersは一回戦をスイープ4連勝で勝ち上がって、二回戦は逆にスイープ負け。NHLの歴史上これは4度目の珍事らしいです。プレーオフが始まる前は二回戦でのWashington Capitals対前Capitals HCが率いるIslandersの激突が期待されていたと思うのですが、その対戦も実現しなければ、どちらのチームも二回戦までで消えるという結果になってます。

東カンファレンスはこれで一回戦二回戦で決着した5カード、全部人気のある方が負けた形になってますね。これでもしカンファレンス決勝がColumbus Blue Jackets x Carolina Hurricanesなんていうカードになったらこと全国区の人気面では最弱カードになってしまうのでしょう。それぞれのホームにとっては人気のテコ入れになって中期的にはNHL全体にとっても悪いことではないでしょうが。Carolina x  Columbusになったらワイルドカード2チームによるカンファレンス決勝ともなります。
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