アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Champions Hockey League on NHL Network

CHL、Champions Hockey Leagueという謎のホッケーの試合をNHL Networkで放送していました。チーム名とイベント名から推測して欧州のChampions Leagueのホッケー版か。調べたところそのとおりでしたが、KHLのチームは含まれておらず、プロホッケーリーグがあることも知らなかったウェールズのCardiff Devilsやフランス王者も参加、表現がからいですが現状弱者連合的なもののようです。今年で設立4年目、米国内での放映は今年が初めての模様です。

プレーはまずまずで見られました。ホッケーというのは難しいスポーツで、北米のマイナーリーグホッケーでもパックがリンクを右往左往するだけの構成のない攻撃で見られたものではない場合がままあるので、それと比較してまずまずと。観客は小会場ながら入っていてサッカー風の(欧州風という言うべきか)の応援で雰囲気は悪くなかったです。
国内リーグを作って、その次には欧州チャンピオンを決める大会を作る、というのは欧州スポーツの典型で、良くも悪くもそうなんだなあという。
2月の平昌冬季五輪で大躍進したドイツのチームも3チーム参加。全32チーム参加というのは多いなあと思いました。こういうところも非アメスポ的です。欧州スポーツはいつも不思議ですが、こういうのってどうやって採算とってるのかなあと。

NHL Networkは世界的に見て唯一のライバルになりうるKHLはともかく、その他のホッケーは各種の大会を様々放映しています。

MLB 戦術分析をさらに先鋭化へ

MLB Tampa Bay Raysが「Process and Analyticsコーチ」という新設のポストを作り、プリンストン大で数学専攻だったJonathan Erlichmanをそのポストに任命しています。2013年にインターンとしてRaysに入団。その後はフロント付きの戦術アナリストだったのを、今回コーチ職として正式に配転。今季はユニフォームを着てベンチ入りして実際の試合の中で戦術面の助言を担うことになるようです。こういう分析の肩書を持った現場のコーチはMLBでは初。たぶんアメスポ全体でも初。

Ive Leagueのプリンストン大を卒業したのが2012年となっていますので年齢はたぶんまだ20代のはず。同大の数学部はHarvardやMITなど並み居るエリート校をおさえて全米ランク1位の超優秀学部。そこの卒業生がなぜか野球の分析に熱意を発揮して2012年にToronto Blue Jaysにインターンで入り、翌年にTampa Bay Raysに。その仕事ぶりが組織内で評価されたということなのでしょう、今回こういう形で入閣となってます。

選手としての野球の実績があるとは思えない頭の良い若者を抜擢人事。どんなすごい分析と判断を下してきているのかは企業秘密ですから表には出てきませんが、どんなことになるのか実に楽しみです。ベンチでは電子機器は使えないというルールになっているので、分析結果をアンチョコでプリントアウトしてベンチに持ち込むということなんでしょうね。

古い野球一筋の選手監督が本当に
Erlichmanの分析で出してきた戦術に素直に従うのかどうか、という人間関係的な問題はまだ残りますが、そこはあとはその分析の正しさを現場で証明して信頼を得ていくことになるのか。

こんな突飛なことをできるのはサラリーの限られたスモールマーケットの弱小チームだからでもあるのでしょう。お金で選手を揃えられるところならこういう発想はしない。先発4番手と5番手をアップグレードして何勝かを積み増しするというような従来の発想になるところ、それができないチームの財政事情があって、だったらどうするか、ということで出てきたことかと。

2018年のTampa Bayは90勝72敗。AL東の上2チームRed SoxとYankeesがシーズン前半から飛ばしまくったのでTampa Bayはまったく目立ちませんでしたが、ワイルドカード枠まで7ゲーム差のAL全体の6位の成績。長年Raysの顔だったEvan LongoriaもDavid Priceも放出済みで静かに90勝。
決して悪くない。戦術の洗練化で7勝を積み上げられるならばプレーオフ進出が望める位置に既にいるのです。シーズン162試合中の接戦の7試合をひっくり返すというのはムリな目標ではないでしょう。

戦力的には36歳のクローザー25セーブのSergio RomoがFAで退団が濃厚でしょうが、それ以外はさしたるロスはない。若い選手の多いロースターを素材として分析班がどういう配置をして料理するのか。

こういうベンチ内・現場に分析班を投入するのは初めてとしても、MLBで戦術分析の重要さが強調される傾向は数年前から現れています。昨年のOakland AthleticsやBoston Red Sox、一昨年の覇者Houston Astrosもより洗練された戦術分析とその応用でかなりの勝ちを拾ったとされます。そのもう一歩先を狙ったTampa Bay。どんな成果がでるのか楽しみです。

No. 1 Gonzaga今季初黒星

日本期待のRui Hachimura所属の全米ランクNo. 1 GonzagaがNo. 6 Tennesseeと対戦した中立地での試合。レベルの高い激戦となり、最後はこの日大当たりだったTennesseeのAdmiral Schofieldの決勝3ポインターが決まって76-73でTennesseeが勝利、Gonzagaは今季初黒星となってます。Tennesseeは今季1敗で、唯一の敗戦は、全勝で今日午後発表になる新ランクで1位に復帰するであろう対Kansas戦でのもの。Kansas、Tennessee、Gonzagaに敗戦したDukeあたりも含めて今季の最上位の学校同士の総当たりに近い戦いの結果は、Kansas以外は無傷で抜け出すことはできず。カレッジバスケでは全勝でシーズンを通すことはあまり現実的ではなく、こういう具合に強い学校と切磋琢磨して3月の本番March Madnessまでに実力を蓄える争いとなります。上位のどの学校がFinal Fourへ出てきて再戦となっても期待できるシーズンになりそうです。

試合の方は最後試合時間残り1分弱で73-73の同点。ボールを持ったTennesseeがなぜか早めに攻めず。通常の戦術なら30秒のショットクロックを考えて40秒辺りでシュートすれば、入っても入らなくてももう一度ポゼッションが戻ってくると考えるものですが、なぜか遅攻。TennesseeはエースのGrant Williamsがファールアウト済み。Gonzagaから見ると後半に入って当りまくっていたSchofieldを徹底マークの場面だったはずですが、なぜかHachimuraがPGの方につられてしまいSchofieldをワイドオープンとしてしまい、そこを逃さずズバリ決めて決勝点。キャリアハイ30得点、3ポインター10本中6本決めてます。
そこからGonzagaは2ポゼッションを得た(Tennesseeがフリースロー外し)んですが最後のHachimruaの3ポインターも外れて敗戦。まあこんなこともあるさという試合でしょうか。

GonzagaはマイナーカンファレンスのWest Coast Conference所属。次戦の@North Carolina戦を過ぎるとあとは3月の本番NCAAトーナメントまで全国的な強豪校との対戦がなくなるスケジュール。初の全米制覇を目指すにはこの日のTennessee戦での激闘敗戦は本番での糧になるはずと考えて切り替えるところでしょう。
尚、North Carolinaは2シーズン前にGonzagaが全米優勝戦に進出したときの相手。当時はHachimruaは新一年生でベンチにはいたものの出場はなし。Gonzagaの夢を砕いた相手の本拠地に、今度はベンチウォーマーではなくエースとして乗り込んでの勝負となります。

MLS cup、20年ぶりの好視聴率

昨夜のFOXでのMLS Cupの放送が好視聴率を出したようです。速報値で1.2%(コア年齢層0.5%)、133万人が視聴。数字で他のメジャースポーツジャンルと比較すると見劣りはしますがMLSとしては大きな数字が出ています。昨年の2017 MLS Cup比較で70%以上アップというのですから大変なものです。昨年はカナダのToronto FCが出場していたので大きな視聴者ブーストになる地元都市のうち一方が米国外でその分米国内の視聴率では損をしていたのを勘案しても大きな上昇と言えます。

都市別ではAtlantaで11.5%、Portlandで7.5%と出場チームの地元で飛び抜けた数字を出したのも健全ですが、都市別第3位にMLS Cupとは一見無関係なMilwaukeeが2.2%という数字を出しているのが目をひきます。当日TVを見ていた人にはなぜかがわかるこの結果。実はMLS Cupの前のFOXの番組がカレッジバスケのNo. 12 Wisconsin@Marquetteの延長戦の熱戦だったからです。MarquetteはMiwaukee市に所在し、州の旗艦校であるWisconsinともども地元校なのでMilwaukee市周辺にとってはかなり視聴率の上がる試合だったはずで、その続きでTVチャンネルが合ったままだったご家庭がかなりあったということかと推測できます。


逆転劇続出でKansas City抜け出し

いやー。Kansas City ChiefsがBaltimore Ravensに7点差をつけられ、Houston TexansがIndianapolis Coltsに負けモード。同じ時刻にNew England Patriotsは僅少リードながら相手のDolphinsのタイムアウトを使い果たし2ミニッツウォーニングを過ぎて、これだともうDolphinsはもしボールが戻ってきてももうほとんど時間ないなあ、シーズンここへ来て結局New Englandがプレーオフ一回戦回避へ大きく前進かぁ、直接対決でKansas Cityにも勝ってるからAFCのホームフィールドアドバンテージまで視界に入ってきたなあ‥
と思っていたのが、なんと。Dolphinsのダブルラテラルがもろにハマって時間切れの逆転TD!New Englandがまたも苦手の@Dolphinsの試合で星を落として敗戦。試合後のBelichick, Brady、そしてラテラルプレーの最後の最後にタックルのチャンスがあったGronkoとそれぞれもーしょうがないという記者会見。Dolphinsの方はQB Ryan Tannehillに言わせるとPatriotsの最後の1プレーの布陣を見て「これは狙ってるプレーに絶好、お会えつら向きの守り。行くぞ!」と思ったそうです。Patriots側からみれば見事にしてやられたわけですね。

その直後の時刻にKansas Cityの方は4thダウンを二度かいくぐって同点TDをもぎ取り延長戦へ。結局その勝負を拾ったのはKansas City。僅か数分の間にAFCのプレーオフ争いの構図が大きく変わってしまいました。すごかったです(ついでに言うとほぼ同じ時刻にカレッジバスケのNo 1 Gonzaga x No. 6 Tennesseeの激戦も決着するところで見るのが大変でした。そのゲームはまた別項)

午後4時からのNFLの後半戦では、PatriotsとTexansの敗戦で最も得をするPittsburgh Steelersが今季2勝10敗の@Oakland Raidersに苦戦、ハーフタイムでリードされています。大変な週になったようです。

Tua落選!

ハイズマン賞の方はAlabamaのTua Tagovailoaの圧勝だろうと勝手に決めてかかってサッカーを見ていた私はあとになって結果を聞いて愕然としました。OklahomaのQB Kyler Murrayがハイズマン賞を獲ったのですね。そんな、と絶句。

スタッツを単純に比べるとTuaは不利。シーズン前半は圧勝の連続で第4Qは出場していない試合も多く、シーズン中盤を過ぎてもまだ第4QにTDがないとかなんとかいう話題が出ていたほど。そうでなくても大量得点差がついた試合ではプレーもながしたりで、さらにシーズン後半にはケガでの欠場もありました。対するMurrayの方はOklahomaディフェンスが速攻でどんどん失点するので試合終了まで本気モードで戦うハイスコアリングの試合がたくさんありました。その結果は単なる数字ではMurrayの方がいい数字になった。でもそれはおかしくないですか。

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