アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

カレッジフットボールは木曜日から撤退するのか

昨夜木曜日の夜のNFL Thursday Night Footballを見たことを書きました。過去Thursday Night Footballを全編見たことがないとも書きました。なぜ見たことがなかったかというと、歴史的に浅いNFLの木曜日の放送はスタート当初はその週の一番魅力のないカードが木曜日に回される場合が多かったのも理由ですが、それよりも木曜日はカレッジフットボールのまずまずの好カードが組まれることが多く、そちらの方がNFLのレギュラーシーズンの試合よりも重要で、多くの場合おもしろいからでした。

ではなぜ昨夜はNFLの方に行ったかというと、カレッジの方のカードがTulsa@Templeというものすごく地味なカードだったからです。これほど魅力の薄いカードを木曜日に持ってきたのは記憶にありません。

そして明けて今日金曜日。こちらは金曜日とは思えない好カードが並んでます。現在進行中のFlorida Atlantic@No. 16 UCF、そしてNo. 10 Penn State@Illinois、Washington State@USCというラインアップ。ランク校が2校登場。今週がカレッジシーズンは第4週。シーズン前からこのスケジュールは決まっていたわけで、登場校のランクまでは予想はできないにしても、前日木曜日よりはるかにこの金曜日のカードの方が良い。
これは何を意味してるんでしょうか。NFLの木曜日の試合が定着、そしてカードも以前よりはマシなカードを提供するようになったNFLにカレッジフットボールが押し出されぎみで金曜日にカレッジの方が移行する下準備・実験週でしょうか?

例年は金曜夜は高校フットボールの夜で、カレッジは遠慮気味に地味なカードを提供してきたものですが、今日のカードは相当に異色です。

救世主Mayfield

21−17。Cleveland Brownsが630数日ぶりに勝利してます。Baker Mayfieldが試合に入った時点で0-14だったのを逆転。狭いターゲットにパスを投げ込み、レシーバー陣がボロボロ落球するのも気にせずどんどに攻めました。もうこれは後戻りはないですね。次戦はMayfield先発で確定です。

BrownsのRB Carlos Hydeは昨季San Francisco 49ers所属として同じような場面に遭遇しています。NFLの最下位をBrownsとともに争っていた49ersがQBをJimmy Garoppoloに差し替えたところ突如49ersが勝ちだしたのでした。あのときもHydeは負け犬根性になっていたチームのムードをJimmy Gが完全に変えた、とコメントしていたものですが、きっと今夜もそんなコメントを出すはず。

個人的にはNFLのThursday Nightの試合を最後まで見たのは初めてかもしれません。なかなか良いものを見せてもらいました。

試合が酷過ぎて目が離せない

木曜日のNFL。予定外ではありましたがCleveland Brownsのドラフト全体1位指名のBaker MayfieldがNFL公式戦デビューとなってます。New York Jets@Cleveland Brownsの一戦。シーズン前からこの日がMayfieldのデビューの圧力がかかりそうと当ブログでは書いていた試合ではありました。Jetsの方は既に同期ドラフト全体3位指名のSam Darnoldが開幕戦から先発QBを勤めている。Brownsのこの第3戦までのオフェンスの具合次第ではMayfieldを先発させて全国放送でお披露目を目指す可能性があると読んだわけです。
しかしながらBrownsは未勝利ながら二試合でのQB Tyrod Taylorはまずまず。敗戦も勝ちを逃して引分となったのもTaylorのせいではなかった、と言える内容だった。なのでこのThursday NightでのMayfieldのデビューはないはずでした。

しかしこの日のBrownsオフェンスはあまりにもひどい。まるで前に進めません。パントパントパント。先日の試合で戦犯・クビになったキッカーに代わって加入したルーキーキッカーがFGを蹴る場面すらない。さすがの温厚なBrownsファンもキレてきてMayfieldの登場を促すチャント。あまりにも酷すぎて逆に目が離せない展開になってきてしまったのです。この時点でJetsが14-0でリードとは言え、Jetsディフェンスも無駄なパーソナルファールを犯したりとなんともぐだぐだ。まだ時間もたっぷりあるから挽回可能という状態の第2Q後半。
この日、初めてBrownsがドライブをつないでFG圏内へ到達。しかしそこからプレッシャーもさほどかかっていないまままったく無駄なインテンショナルグラウンディングを投げ、サックを喰ってFG圏内から外へ。もうこんなダメな試合どうすんだよという内容です。

しかし。そのサックでTyrod Taylorが脚を痛めた(ように見えましたが後から地面に頭を打って脳震盪疑いで退場)。これで第2Q最後のBrownsのドライブをMayfieldが率いることに。出てくるといきなり2本ミドルパスが決まって華麗にデビュー。続いてのプレーではサックを喰ってファンブルをしたりもしますが、結果的にはFGにつなげて14-3でハーフタイム。Brownsのこの日のボロボロの試合に灯りをともす形となってます。
尚、FGは新人のデビューFGとしては難しい距離でしたが飛距離十分にしっかり蹴りきって成功してます。これがNFL史上最弱Brownsの歴史の転機となるんでしょうか。

スターのトレード要求 SteelersとTimberwolvesの場合

アメスポスターが所属チームにトレードを要求するのはよくある話。様々な衝突があってこんなところじゃやってられないとトレードの要求をする。また悪いことにその要求は多くの場合通ってしまうので、似たようなことを言い出す選手は後を絶ちません。

NFLではPittsburgh Steelers WR Antonio Brownがソーシャルメディアでトレードを要求して、その後すぐに消したとか。感情の赴くままに全世界に向けて発信できてしまうソーシャルメディアは激情型の方はやらない方がいいと思いますが、まあそうもいかないのか。
NBAではMinnesota TimberwolvesのJimmy Butlerがトレードを要求してます。行き先としてはBrooklyn Nets、New York Knicks、Los Angeles Clippersを指定しているとか。たった1シーズンでButlerに愛想づかされたMinnesota。空中分解へカウントダウン始まったか。

Steelersの方は私はあまり心配していません。シーズン前からいまもチームに合流していないRB Le'Veon Bellについてチームメイトがイラついて公の場で批判し始めたのがレギュラーシーズン開幕直前。その前もイライラは募っていたのでしょうが本番になってもLe'Veonが来ないことでオフェンスは構想練り直しが必至。その状態で始まったシーズンが0勝1敗1分。ただ引分の相手が最弱Cleveland Brownsだったので、チームとしては開幕二連敗と同じムードであろうことは想像に難くない。それでイライラがさらに増してAntonio Brownが試合中に暴発、そのままツイートしてトレード要求。明けた月曜日のビデオセッションにBrownが現れず、未公表の処罰が与えられています。試合停止には及ばない模様。
オフェンスのスターが次々と問題を起こしており、不安は感じるものの、Steelersオフェンスは昨年もグダグダ言いながら結局は調子を上げてプレーオフにからんできた。昨年の今頃はQB Ben Roethlisbergerが引退するだなんだと泣き言を言って意気が揚がらず先行きが不安視されていたものですが、それでもなぜかわからないままに立て直せた。Steelersは以前からチーム内の統率力は優れた組織である、という信頼感があります。Le'Veonはもう帰ってこないかもしれませんが、それでもあっさり惨敗シーズンに沈むようなチームではないと期待してます。

NBA Minnesotaの方は逆にフロントオフィスの信頼感ゼロですね。このオフシーズンの始まった時点で既に若手スターであるKarl Anthony Townsが背広組とうまく行っておらず放出の可能性があるとされていました。Townsの放出はそれっきりでどこからも話題になりませんでしたから、TimberwolvesはTowns放出の意思なしということなのでしょう。
たぶんTownsの残留確定が銃爪を引いたということなのでしょう、Townsとやってられないという理由(とされます)で昨季獲得したJimmy Butlerがここへ来てトレード要求。Butlerは来オフにFAになる契約なので、こんな時点でトレードと言っても対価で大した見返りは期待できません。
このオフに同様の条件でSan Antonio SpursがKawhi Leonardを売りに出しましたが、Leonardが移籍を希望したとされるLos Angeles Lakersには足下を見られてSpursが求めるようなトレードは実現せず。来オフなら対価ゼロで獲得できるLeonardを1年早く獲得するためにサラリー効率の良い若手スター選手を放出するなどLakersにとっては意味がなかったのでしょう。Spursにとっては運の良いことにプレーオフでの惨敗続きで模様替えが必須になっていたToronto Raptorsが手を上げてくれて、LeonardとDeMar DeRozanのトレードが成立してオールスタークラスの選手を得られました。
Minnesotaはそんな幸運なトレードを実現させることができるのか。キャンプインも目前となったいまの時点でどうなのか。その上Jimmy Butlerがトレード先として指定しているチームどこも今季の優勝の望みがないチームばかり。それどころかプレーオフ進出も怪しい。そんなチームが大きな対価を払ってくれるかは疑わしく、最良の場合Butlerを騙し騙し使いながら(Butlerがスト行為をしなければ、ですが)トレード期限までにケガ人が出たコンテンダーのチームに売るぐらいか。そのトレードにButlerが同意するかはわからないですが(後述の契約期間の問題もあるので)。

ButlerがNets/Knicks/Clippersを指名したというのは、いろいろ考えた末のことなんだろうなと想像できます。Townsと合わない。もうひとりの若手スターのAndrew Wigginsはちっとも伸びてこないしガツガツしたバスケットボールへの意欲もまるで感じられない。チームが元Bullsの大人の面々が引っ張るもまるで若い二人はついてこない。勝てそうにない。またMinnesotaの田舎にたった1シーズンでうんざりしたっていうこともあるんでしょう。希望移籍先はニューヨークとLA、大都市のチーム。希望移籍先はどこも来季以降のサラリーキャップに余裕があり、来オフにButlerにMax契約をオファーできるチームです。Butlerから見れば来オフにMax4年契約を得るよりも、今季のうちに移籍しておいてそこで所属選手としてMax5年契約をもらう方がお金の面ではずっと有利。来るシーズン開幕時には30歳になるButlerにとってはキャリア最後の大型契約になる可能性が高く、4年契約か5年契約かは大きな差です。そこを考えると今トレードして貰うと20億円程度の差がでるってことですね。
Antonio Brownは感情が激してトレード要求したのですが、それとは対極、よーく考えた上でのトレード要求をしたButlerはたぶんその意思を貫徹しそうで、来オフのMax5年契約をすると今の時点で思い定めてKnicks辺りが手を上げてくれるものかどうか。

MLS対メキシコLiga MX Campeones Cup

今年からの企画であるCampeones Cupが開催になってます。MLSチャンピオンとメキシコLiga MXの優勝チームとが一発勝負で戦う形式で、開催地ホストは常にMLS側が受け持つという仕組みです。その代わりと言ってはなんですが企画の名称はスペイン語になってます。放送はESPN2で。
ちなみにメイン局であるESPNの方は同時間帯にWednesday Night Baseballの放送でAL東優勝に王手をかけているBoston Red Sox@New York Yankeesの試合を放送。そちらは初回にストライクも入らずふらふらしていたSeverinoを取り逃がしたBostonがまた敗戦、二連敗でライバルの敵地でのシャンパンファイトが阻止されました。そちらもなかなかおもしろかったです。

第一回となるCampeones CupはMLS側が2017年優勝Toronto FCが、メキシコで今年2018年7月に年間王者となったばかりのTigres UANLを迎え撃つことに。たまたまMLS王者がカナダのチームなのでアメリカは素通りでカナダ対メキシコっていうところがちょっと締まらないですが、まあ来季以降は米墨対抗になると思います。MLSはカナダに3チームありますが、Toronto FCは今季下位に沈んでいて連覇の可能性は事実上消滅している、と言って良いと思います。リーグ戦6試合を残してプレーオフの最後の枠まで勝点9差、その間に他の2チーム挟まってますので逆転プレーオフ進出の可能性は極々薄いです。

UANLの方は2015年の南米クラブサッカー選手権であるCopa Libertadoresで準優勝もしているメキシコの強豪で、国際サッカーファンには知られた存在。前後期制をとるLiga MXではなぜか前期に強く最近3年連続で前期優勝、そして前後期の優勝チームによる王者決定戦も三連覇中。エンブレムに星が6個も付いているのも誇らしげ。対するToronto FCは星1つ。

サッカーの世界にはえてして意義のよくわからない試合や大会がありがちです。シーズンの最中のこの時期(正直なぜこんな時期にやるのかよくわからないです)にこんな試合を新設して両軍ともにベストメンバーで臨んでくるのか心配もありましたが、それは杞憂でほぼベストメンバー。結果はTigresが完勝3-1でトロフィーをメキシコに持ち帰ることに。
Torontoの1点は86分にPKで得たもの。その前までに3-0で勝負は既に着いていました。Tigresの完勝です。1点目、MLSでは見ることができないサイドライン際から走り出した選手へディフェンスライン裏にボール出し、それをそのままベタ付きのディフェンダーに張り付かれたままそれをものともせず流れるように見事にフィニッシュ。あのスピードあの角度、MLSでは見られないものです。2点目はコーナーキックからペナルティエリアの外にこぼれたボールを間髪入れず地を這うシュートがゴール左隅へ。Torontoの守備の反応が緩慢、あんなに即座に打ってくると思わなかったかのような反応。3点目は記録はTorontoのオウンゴールですが、ゴール前でTigresの攻撃に完全にディフェンス3人がバラバラにされてなんとか足を出したのがゴールに入ったもの。あれで足が届いていなかったら待ち構えていた相手FWが難なく得点を決めていたことでしょう。

Tigresが本気になってくれた要因はリベンジにあったようです。というのはこの両チームは今年3月にCONCACAF Champions League(CCL)の準々決勝で顔を合わせ、Toronto FCがアウェイゴールの差でTigresを下したという結果があったと。サッカーの報道が薄いアメリカではそんなところまで覚えている人は稀でしょうが、Tigresの地元では屈辱(勝敗の決定した2nd Legは@Tigresだったので余計)と報道されていたようで、今回の一発勝負で借りを返すと試合前から監督が気合の入ったコメントを出していました。

根本的な話としてはLiga MXとMLSを比較すると予算が格段に違う。よって実力も違う。Liga MXの方が数倍規模の予算でチームを編成しており、短期決戦の結果ならともかくケガ人が出たり(今季Toronto FCもそれに泣かされた)過密日程になったりしたら選手層の薄いMLS側が勝てる可能性はごく薄いというのが現実です。
実際にCCLではMLSのチームは常に劣勢でメキシコチームが13連覇中。メキシコが勝ってない年もコスタリカのチームが優勝していたりで、MLS創設以来MLSのチームが優勝したのは1998年と2000年の二度のみ。過去10年のCCLだと準決勝進出の4チームが全部Liga MXのチームだった年も二度もあります。決勝がメキシコ同士だったのが7回。
そういう力関係の両リーグが北米でのサッカーの盛り上げのために協力して今回このCampeones Cupというわけです。2026年の北米W杯まで協調してサッカーを盛り上げようということのようです。
どこかの時点でMLSも予算をアップしてLiga MXに勝てるようになっていかなくてはいけないのでしょうが、そのビジネス上の勝負に出ることになるのはいつのことになるんでしょうか。

尚今大会の勝者賞金はUS$340,000とか。うーん。最近お金が唸っているe-Sportsの大会の金額なんかと比べてはいけないのかもしれませんが、まあこんなもんですか?こんな賞金でわざわざ遠いカナダまで飛んできていい試合を見せてくれるのですから、ありがたいと思っておくべきか。

Browns キッカーの首をすげ替え

次の試合が近いので切らないかなと思ったのですが、日曜日にPAT2本、FG2本を外しまくったキッカーをBrownsがクビにしてます。連続試合未勝利記録継続の戦犯ではあったのですが、次戦が木曜日夜の試合で中3日。さすがに上層部も腹に据えかねたというところか。外し方が3本左に外して、最後は右に大きく外したのを見てもメカニクスというよりはメンタルな感じが強く、立ち直る期間が短いのでメンタル的にまっさらなキッカーの方が良いのはそうなのかもなとも考えられます。「実は負傷していた」とか後付のニュースが今日辺り出てますが、距離はちゃんと出てましたから‥ 

Brownsがらみの選手の移動ではWR Josh GordonがBrownsからNew Englandへ移籍が発表になってます。これはwin-winでしょうね。Brownsは第1週が終わった時点でGordonの放出の方針を発表していて、10チームほどが興味を示したとか。第2週にNew Englandの敗戦の仕方が明らかにレシーバーの枚数が足りないことで、QB Tom Bradyも苛ついていましたから第5週にEdelmanが帰ってくる前にレシーバーの補強手当は必要でした。問題児Gordonがやる気を出してくれればPatriotsには従来いない大型のWR。Randy Moss以来のプレミアクラスのWR(ポテンシャルは)でしょう。
対価は来季のドラフト5巡目指名権というのですから、他の興味を示したというチームもあまり大きな対価は提示しなかったということ。Browns的にはタダよりマシという感じですね。タダでも出した方が良いと思っていたところを足元見られた感じですか。その上、限定クーリングオフ付き(Gordonが十分出場できないなら見返りにドラフト7巡目がPatriotsへ送られる)という話です。
NFL最弱Brownsから常勝Patriotsへの移籍でGordonがやる気を出してくれるのかどうか。楽しみです。
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