アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MNFの裏

月曜日のNFLの全国放送であるMonday Night Football。現在はESPNで放送されている(以前は地上波)MNFですが、今年からは系列第2局であるESPN2でも同じ試合が放送されています。スペイン語で。ESPNは系列にスペイン語放送のESPN Deportesという局もありますが、配信家庭数が少ない。通常の家庭でも視聴できるESPN2にMNFのスペイン語放送をもってくることでNFLのファン層の拡大策になるんでしょうね。
現在アメリカ全土でのヒスパニック人口は3800万人以上と相当に多い。カナダの総人口(3600万人ほど)以上なのです。そしてその規模はさらに増えることはあっても減る可能性は低い。ここを外していてはスポーツに限らずどのジャンルでも商売としてまずいのは確かなのでしょう。

MNFは相当に強い番組なので、基本的にアメスポは総じてMNFの裏にわざわざ自らの番組をぶつけたりしません。現在進行中のMLBのポストシーズンもMNFを避けて明日からWorld Series開幕します。シーズン中のNBA, NHLは試合は開催しますがそれぞれ手持ち局であるNBA TV, NHL Networkでの放送。外部の他系列に試合を販売できてません。相手がMNFでは他局は良いお値段では買ってくれない、だから自前局で放送という感じでしょうか。

ではMNFの裏でスポーツ専門局他局はどうしているかというと、これも今年からだと思いますが、FOX系列FS2でLiga MX=メキシコリーグのサッカーの英語放送をやってます。これはおもしろいなと思いました。ESPN2でNFLのスペイン語放送しているその裏で、メキシコリーグの英語放送。なんというか入れ子になっているというか、相互乗り入れみたいな感じというか。どちらも共通しているのはスペイン語圏出身者(メキシコ人が大半を占めます)のスポーツファンへのアプローチという点ですね。(細かい事を言うとFOXのLiga MX放送は権利関係がリーグとの契約ではなくMonterreyとSantos Lagunaの試合を放送するという形でクラブから買い取った放映権だそうで、アメスポ常識とはちょっと違う形態のようですが)

さらに以前にも紹介したのですがマイナースポーツ局のbeIN SportsではMonday Night Soccerという番組をMNFの裏でやってます。MNFの裏番組の名前がMonday Night SoccerというのはMNFを意識してるんでしょうね。前日までの週末に行われた欧州サッカーを数試合まとめて放送するという番組で、MNFに興味のないサッカー国からの移民向けにはこういうのもアリかなという番組でした。先行してMNFの裏番組としてサッカー番組を提供するというニッチを狙って成立していたわけですが、いまはこれにFS2のLiga MXの試合をかぶされてしまったという形ですね。

尚、beINは以前は欧州スポーツの放送の局だったのですが、最近はConference USAと契約してカレッジフットボールも放送するようになってます。C-USAとは男女バスケ、野球、ソフトボールなどの放送もする契約で、したがってbeIN Sportsがアメスポ化し始めています。結局アメリカ市場でスポーツ局として生き残るには欧州スポーツ専門では苦しいということでしょうか。そうなるとbeINが過去放送していた欧州マイナースポーツの放送が何か削られてしまっていることにもなります。

プレシーズンランク発表

カレッジバスケットボールのプレシーズンAPランクが発表になってます。ほぼAPランクに先立って他のメディアが予想しているのをなぞったようなランクですが、それでもいよいよカレッジバスケのシーズン到来だなという期待感は煽ります。
1位はKansas。なんでもKansasのプレシーズン1位発進はAPランク史上僅か3度目とか。Kansasのようなエリート校でも過去2度しか1位発進はないんですね。カレッジバスケは全国に散らばった有力校がしのぎを削る楽しいシーズンが毎年繰り広げられますから1位になるのは大変なのはわかりますが。
2位はKentucky。リクルートランキング最上位の1-2-3位(採用するランクによりますが)が集結したDukeはそのあまりの若さが不安視されたか4位。3位には日本期待のRui Hachimura所属のGonzagaが入ってます。Dukeとは真逆、カレッジとしてはベテラン揃いで、初の全米優勝が期待されるシーズンになります。

1位票が7校に分散。その1位票獲得校の中には昨季、March Madness史上初のNo. 16にアップセットを喰ったVirginiaも含まれます。Virginiaの昨季からの帰還組の選手たちが言うにはこの夏はこんなに激しく練習したことは一生のうちで一度もなかった、という夏を過ごしたようです。史上初、唯一の屈辱を受けたその悔しさがいっぱいだったことでしょう。完敗でしたからね。あの試合を経たら、今季はどんな相手にも絶対手を抜かない集中力は発揮することでしょう。

昨季のMarch Madenssでの話題だった学校ではLoyola-Chicagoが26位に当たる票を集めています。98歳(今は99歳になられているかもしれませんが)の修道女Sister Jeanがマスコット的に大人気も集めたLoyola-ChicagoがまたNCAAトーナメントに帰ってこれるか。今年はカンファレンス戦も含めて相手全チームが集中力を持って臨んでくるはずでそう簡単に勝ち進めないでしょうが、こういう学校の試合もシーズンの帰結に影響する、というところがカレッジバスケットボールの魅力的なところ、素晴らしいところであります。

今週のガラスの天井

No. 2 Ohio Stateの大敗・今季初黒星を受けたカレッジフットボールの新APランキングが発表されています。Ohio StateはNo. 2からNo. 11へと大きく後退。試合内容がPurdue相手に完敗モードだったこと、それがプライムタイムでの地上波全国放送だったことでAPの投票者であるスポーツ記者の投票行動に大きく影響したことが伺われます。

さてそうなると先週No. 10に据え置きになったマイナーカンファレンスの雄UCFはどうなったかが気になりますね。Ohio Stateがトップ10から陥落でさすがに順位は上がったか、と思ったらまた今週もNo. 10のままとなりました。Ohio Stateは抜いたのですから、No. 10据え置きということはどこか別の学校に抜かれたわけです。抜いていったのはSEC東トップタイとなっているFlorida Gatorsでした。現在6勝1敗。今週末は試合がなく、先週末はVanderbiltに37-27で勝ってます。
試合がない学校がUCFをランクで抜いたのは先週に続いて二週連続。Vanderbiltはファンはご存知の通りSECの恒常的なドアマット校。今季の成績はここまでSEC内4戦全敗、全体で3勝5敗。勝った3勝は対Middle Tennessee State、対Nevada、対Tennessee State。マイナーカンファレンス校やFCS校に勝った星だけです。そのVanderbiltに先週勝ったりの実績でFloridaのランクを今週になって再考してみたらUCFよりも上にランクすべきだと先週から今週にかけて考え直したAP記者がたくさんいたってことになりますね。

というの嫌味で、まあまたガラスの天井なんだなあと。
UCFは今週はEast Carolinaに快勝37-10。East Carolinaは大した成績ではないですが、それでもACC校であるNorth Carolinaに勝利していますからGatorsが先週勝ったVanderbiltに大きく劣る成績とは言えないと思います。




またも点の取り合いの試合を制す Patriots

先週の対Kansas City Chiefs戦に続いて、New England Patriotsがまたもハイスコアリングゲームを制してます。今週の最終スコアは38-31。ワンポゼション差ながらクロックマネジメントも順調に時計を減らしてホームのChicago Bearsにタイムアウトなしの30秒残りでボールを渡し、まあ余裕で逃げ切りか、と思ったらなんと最後のヘイルメリーパスが通ってしまってびっくり。距離が僅かに足らず1ヤードラインのところでフォワードプログレスが止まったと判定され、時間切れでPatriotsの逃げ切りとなってます。びっくりしました。60ヤードぐらいの見え見えのパスがたまには通っちゃうんだなあという。Patriotsの方はヘイルメリー用にWRのJosh Gordonなんかもゴールラインカバーに入っていたりしてました。

先週のChiefs戦が43-40、今日の@Bearsが38-31。勝つには勝ってますがディフェンスの不安もある。一方オフェンスの方はレシーバー陣の枚数が揃ってからはTom Brady様の威力でバンバン点を取ります。RBのJames White、Sony Michel二人が実に良い働きでオフェンスの幅が広いです。

これでPatriotsは5勝2敗。今日Miami Dolphinsが敗れて4勝3敗。ほんの三週間前には「この試合でDolpinsが勝ったら東地区でPatriotsに3ゲーム差のトップ、いよいよPatriots王朝の崩壊が始まるか」とかっていう話だったのが、今となってはおとぎ話のように響きます。またPatriotsか、と。立派なもんです。メジャースポーツでもっとも融通の利かないサラリーキャップ制の下で、高額FAを獲ることもなく、自前で育てた優秀な選手がFAになるたびに放流し、ドラフトも目玉選手は指名するチャンスもないまま、毎年毎年結局勝つのはPatriots。すごいです。

豪雪 in Wisconsin

正午キックオフのカレッジフットボールIllinois@Wisconsinの試合がいきなり猛吹雪の中での試合になっていてびっくりしました。同じウィスコンシン州内とは言え場所は違うものの、昨夜のMLB NLCS Los Angeles Dodgers@Milwaukee Brewersの試合のときには天候の話などなにもしていなかったのに。もちろんBrewersのスタジアムは可変屋根インドアですから吹雪でも試合には影響はないですが、天候不順だとなにがしか実況中にコメントされたりするものですがそのような様子はなかったので。

ウィスコンシン州でスポーツで豪雪と言えば、これはもうNFL Green Bay Packersのホームゲームが名物です。同州内でもMilwaukeeとMadison(州都でありWisconsin大の所在地)は緯度はほぼ同じ。Green Bayはそれよりかなり北に位置します。なのでGreen Bayが他の2都市よりも寒いのは道理。かつNFLシーズン(翌年1月まで)はカレッジシーズン(Wisconsinでの試合は11月末まで)よりも後ろに長いので極寒・豪雪の試合のイメージが遥かに強いわけです。
しかし今はまだ10月。ハロウィンにもなっていない時期にこの猛吹雪はちょっとめずらしいような。手もかじかみ、ボールも硬いのでしょう、ボールのぽろりも多く選手たちも苦戦してました。

ついでなので関係ない話を少し。ウィスコンシン州最大の人気スポーツチームPackersの不動のエースQB Aaron Rodgersが元NASCAR/IndyCarレーサーだったDanica Patrickと交際中だとか。Danicaは昨季を最後にNASCARから引退してます。成績が伸びず長年のメインスポンサーにも降りられて、フェードアウト気味のNASCARからの引退だったようにも見えましたが、なんとドライバーなんかやっているよりも割の良いポジションを見つけたのかも。Rodgersとの交際は少なくとも今年1月ごろからは確認されていたようです。アメスポシーンに出てきた頃は美人ドライバーとしてもてはやされたDanicaですが、現在36歳。NFLのスターRodgers34歳の立場なら他にいくらでもよりどりみどりであろうにDanicaなんですね。へーという感じです。
DanicaはNASCAR時代には同じくNASCARドライバーだったRicky Stenhouse Jr.と交際していたことで知られます。StenhouseはDanicaの5歳下で交際当時はまだ20代。NASCARの中ではStenhouseはトップカテゴリへフル参戦6シーズンで2勝。あまりいい成績とは言えないドライバーです。StenhouseからRodgersに乗り換えだと、アメスポ序列第5ジャンル(序列には諸説あるでしょうが)のNASCARの並のドライバーからアメスポ序列1位NFLのトップスター選手へと大幅なアップグレードになりますね。ご本人のDanicaもStenhouse以下の成績だったわけです。

Kershaw、Haderがリリーフで投げ合いか NLCS第7戦へ

昨夜のNLCS第6戦は地元に帰ったMilwaukee Brewersが7−2で快勝してシリーズを3勝3敗のタイ、今日土曜日の第7戦へ持ち込みました。勝ったことだけでなくリリーフの切り札Josh Haderを温存して勝ったのが大きい。これで決戦第7戦ではHaderの2イニングまたはそれよりも長いイニングでも投入があるのでしょう。これを勝ったチームはWorld Seriesに進みますが、World Seriesの第1戦は@Bostonで火曜日。土曜日の第7戦に登板すると火曜日のWorld Series開幕戦は中2日となります。

DodgersはWalker Buehlerが、MilwaukeeはJhoulys Chacinが、それぞれ今シリーズ2度目の先発予定。第3戦では両投手が好投するも、7回までDodgersはBuehlerを引っ張ったんですが4失点で4−0、打線がMilwaukeeの継投を捉えられず見殺しにした形になってます。
決着戦となる第7戦ですからDodgersは前回の轍は踏まず早めにリリーフの手当をするはずです。第5戦で先発して7イニングを投げたエースClayton Kershawの中2日でのリリーフ投入もありうるのでしょう。試合の中盤で両チームのナンバーワン投手同士のKershaw x Haderの投げ合いなんていう場面が出現するかも。楽しみです。

第6戦ではこれまでチャンスでまったく打てていなかったBrewers Jesus Aguilarにタイムリーが出たこと+日本期待のKenta Maedaの暴投などもあってリードを広げ、Hader温存となりました。Maedaが踏ん張ってもDodgersは負けたかもしれませんが、3点差ならHaderを引っ張り出すことはできたはずで、シリーズの趨勢に影響した暴投になったとも言えそうです。記録上暴投ではありますがDodgersの捕手Yasmani Grandalは今シリーズ守備でボロボロでDodgersの足を引っ張ってます。決戦でもランナーが三塁にいる場面などではヒヤヒヤ、落ちる球に捕手が対応できない不安感から勝負どころでの配球に影響がでるやもしれません。

Dodgers打線が全体として湿ったままなのもどうなんでしょうか。勝ち進んでもRed Soxに勝てそうな雰囲気が‥ Brewersの方は相変わらずレギュラーシーズンMVP最右翼の2番Christian Yelichが当たってなくて上位打線をぶつ切りにしているのでこちらもイマイチ迫力に欠けます。BrewersがWorld Seriesに出られたとしてRed Soxに勝てるか‥ NLはどちらが出ていってもBoston Red Soxが優位と判断されそうです。
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