アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

「国内ファンに知ってもらいたいこと」「絆」

サッカーW杯カタール大会のノックアウトラウンドの一番手として米代表が登場します。A組首位通過のオランダと。試合前日の記者会見での質疑がさすがサッカー後進国らしいかなと思いました。米国人記者から出た質問が「アメリカのファンに米代表のなにを知ってもらいたいですか」というものでした。

で、その質問へのPulisicの回答は「このチームの絆」。
聞いた瞬間はいや違うだろという気がしました。Pulisicは正直に答えたのでしょうし、まったく悪い答ではないです。きっとその通りなんでしょう。
でも普段サッカーに興味のない大半のアメリカのスポーツファンが見るであろう試合前のこのタイミングの発言でそれではアピールにならないかなぁと私としては残念な気がしました。だって普段はサッカーを意識することのないスポーツファンはChristian Pulisicの名前を知ってるかどうかぐらいのレベルです。他のメンバーの名前も顔も知らない。そこで絆と言われても何かを感じるのは難しいような気がします。今夜や明日の試合前にその発言がニュースとして取り上げられるのは難しいでしょう。

W杯となれば日本でも微に入り細に入り大変な量の報道が各試合の前後にあると思います。W杯で勝ち進む以上のその国のスポーツニュースとして重要なことはないという国が大半かと思います。しかしアメリカではそうはいきません。NFLカレッジフットボールNBAカレッジバスケットボールNHLがそれぞれ大量の話題を提供をするアメスポ市場ではサッカー米代表のグループリーグ突破関連の話題がスポーツニュースサイトの上位にいられるのは半日もあれば長い方です。

そういうアメスポ市場。この質問者は見慣れていないアメスポ市場向けに試合を観るためのチームとしてのセールスポイントや意気込みを言わせたかったと私は感じましたが、その辺の呼吸が合ってないし、合ってない記者が増えるSuper Bowlやプレーオフでもうまく喋るアメスポメジャーの他のジャンルのスターたちはやっぱり喋りなれているんだよなと再確認しました。

メジャースポーツにはその競技に特化した記者がかなりの量います。チームの番記者もいるし全国メディアの専門記者も老若男女いる。それで年がら年中喋らされるメジャージャンルの選手たち。サッカーの場合それがぐっと少ないという事情もこういう選手と記者の間の呼吸の合わない質疑でうまいアドリブか効かないのかなあという気もしました。いろんな面でいまもまだサッカーメディアは成長途上ということでしょう。
今回のPulisicの発言は率直には物足りないのですが、同時にPulisicのそういう青いところが新鮮で良いという感じ方もあっても良いのかもしれません。


米代表のノックアウトラウンドの山の8カ国は北米から米代表、南米から2カ国、アジアから3カ国、欧州から2カ国。アジアと言ってもサッカーの地区割でそう呼ばれているだけでオーストラリアも含まれていますから世界大会らしいバラエティはこれ以上ないほどの山となってます。反対側は8カ国中6カ国が欧州からなのでその差が目立ちます。この山、ブラジルやオランダあたりから見るとものすごいチャンスのように見えるんでしょうね。そのようになるのかどうか。意外な準決勝がこちらの山で実現するのかどうか。

英国王子夫妻観戦

現在英国のウィリアム王子夫妻が訪米中。なぜか滞在先はボストン。なぜボストンなんだというのは米国内でも話題になってました。訪米は8年ぶりとか。NBA Miami Heat@Boston Celtics戦を現地観戦。テレビに映る側の最前列に陣取ってました。ということは夫妻がテレビに映って訪米中なのを米国民にもアピールしたいっていう意図が存在していたのだと思います。

日本語表現だと以前と変わらずウィリアム王子(または新たに皇太子)なのでしょうが、英語表現ではPrince and Princess of Walesの訪問ということで世代代わりが意識されることに。女王崩御前はPrince of Walesはチャールズの肩書でしたから。

2019年、当時のチャールズ皇太子は日本に来日した際に時期が重なったラグビーW杯に出場していたウェールズ代表を激励訪問していたことがありました。2019年日本大会にはイングランド代表やスコットランド代表も出場していた中、ウェールズ代表だけを優遇して足を運んだというのはロジスティクスだけの理由ではなくその公式の肩書が意識されていたためだと理解してます。

そうすると今回Celticsのホームゲームに新Price of Walesが来たというのも意味があるのかもという解釈は可能。Celticというのは外国からするとわかりにく概念ですが、スコットランド、アイルランド、ウェールズなどブリテン島の辺境地に文化として残っているとされます。なのでCelticsを名乗るBoston CelticsをPrince of Walesが応援するという図にはアメリカ人は意識しない意義があるのかもしれません。

CONCACAF 敗退が続くも健闘としたい

いやーすごかったですね。日本代表がスペインに逆転勝ちでグループ突破。前半戦、圧倒的にスペインがボールを支配して、あ、ちょっと良いところに日本のボールが入ったと思うと3秒後にスペインにとられちゃったりというのが続いてこれはまた(逆に)すごいものを見ちゃってる感じでしたが、あれは前半耐えまくるという死んだふり戦術だったんでしょうか。

当ブログはアメスポにこだわっているので少しずれた視点で。
日本が2−1でリードした後に裏でやっていたドイツ対コスタリカ戦でコスタリカが一瞬だけ2-1とリードとなったところでとても盛り上がりました。あの瞬間はコスタリカと日本が通過で強豪スペインとドイツが敗退の状態。今大会コスタリカは初戦でスペインに7-0と大敗を喫していきなり強烈なダメ出しされて、普段温厚なTicos(コスタリカ国民の愛称)からも恥だなんだとボロクソ言われていたのに、なんとグループ勝ち抜けの事態が巡ってきた。よくここまで回復できたものだと。試合はドイツの一方的にも見える流れだった中からの2ゴールでしたしなおさら。
私はコスタリカに旅に行った経験があり、それがまた予想以上のいい旅になったこともありコスタリカは好きな国です。一味違う素敵な国です。

VARがあって逆転確定、試合再開。コスタリカ勝ち抜けの状態はほんの3分ぐらいだったか。すぐにドイツの同点ゴールが決まって状況はすぐに変わってしまったのですけれど、初戦の今大会最悪の惨敗からよく盛り返したとこの試合のあとならコスタリカ国民の皆さんも迎えてくれるんじゃないかなという頑張りとなりました。
昨日の記事でメキシコ代表の最後の奮戦にも好印象を持ったことを書きました。結果的にはメキシコもコスタリカも奮闘及ばず敗退になってますが戦う姿勢はスポーツの感動の基本であります。必ず敗れるチームが発生するものですから結果はしかたないにしてもその姿勢は尊いとしたいです。


ちなみに日本代表がコスタリカに敗れた試合はアメリカ東部時間だと5AMの試合開始でした。珍しく日本人らしい行動をしてみようかとなんとか5AM前に起きたのですが、失礼ながらあまりおもしろい試合と思えずうつらうつらしながらの観戦、何度意識が戻っても0-0だなあ、で気づいたら試合が終わってました。日本が敗戦したというのはあとで知りました。こういう未明の観戦はW杯など国際大会らしい風情であり嫌いじゃないです。

日本の次戦の相手のクロアチアは、私が見ていた範囲だとチーム全体が速いパスでもボールがピタリと足元に収まるプレーぶりが目立ってテクニシャン揃いの只者ではないのかなあという印象です。

英ラグビーPremiershipの経営が苦しそう

脈絡がない話題です。書いてあったのですが出しそびれていた文です。
英プロ15人制ラグビーのPremiershipが今季苦戦しているようです。今季開幕後に既に2チームが財政問題から活動を停止して開幕時に13チーム編成だったのが、離脱チームが発生して11チームに減ったままでシーズンを戦ってます。リーグ戦自体はシーズン開始後に撤退した2チームとの試合はなかったことにしてリーグは継続されています。

ラグビーのプロが多くの国で人気面・財政面で脆弱なのは以前から隠れもないことです。が、離脱した2チームのひとつはWasps。老舗名門であるWasps辺りでも経営難で潰れてしまうのかというのはPremiershipの問題にとどまらずプロラグビーというジャンルの将来性に不安を抱かせるものであるかと思います。2031年の米国でのラグビーW杯の時期を目指して米国内ではラグビーをマイナースポーツから脱出させよう、プロスポーツとして成立させていこうと活動しているところですが、その流れで見ると英Premiershipの不振は良いニュースとは言えません。

以前にちまちまと書いていたのですがPremiershipの放送はマイナー局での放送がアメリカでもあり、そこへ近年はTV各系列や新規参入大手(AppleTV+、Amazon Prime Videoなど)がスポーツコンテンツの奪い合いをしていることもあって英Premiershipラグビーも毎年のように放映状況は変わりながらなんとか見られる状態が続いています。今季はNBC系列のストリーミングPeacockで見られます。

米国内にはMLRという国内リーグもあってそちらもほそぼそと放映もありますが、プレー内容は英Premiershipの方が上なのでちょっとラグビーが見たいなという気分ならそっちを見てしまう感じです。個人的にはニュージーランドとか南アフリカなど南半球の国内リーグの試合やSuper Rugbyも見たいなあと思うこともあるんですが、それらの国からアメリカに渡ってきている移民の絶対数が欧州移民と比較して少ないせいでしょう、さらにマイナー扱いで尋常の視聴環境では見られないです。


過去私はPremiershipの観戦ではさしたる意味はなくイメージだけの理由でExeter Chiefsを応援していました。最近Exeterのサイトを見たらロゴが以前のインディアン風のものから変更になってました。今年変わったばかりだそうで、今回この記事を書き始めてから初めて知りました。アメスポではインディアン風ロゴやチーム名が現在進行系で絶滅危惧なのですが、それが海の向こうのチームにも影響してしまったのかもしれません。ラグビーが極マイナーでPremiershipの放送がアメリカで見られるようになっていなかったらインディアン風のロゴは存続できたのかもです。
うーん。今のロゴはなんなんですかね。これはいつかどこかの欧州風なのか蒙古軍風なのか私には判断しかねます。少なくともこれならアメリカの一部からケチをつけられる見かけではなくはなってますが、地元ファンはどう思ってるのか。あまりかっこいいとは言えないような。


ラグビーという競技。ラグビーW杯は相当に盛り上がる大きな大会ですし、英国やフランスでも6 Nations六カ国対抗大会は大スタジアムを観衆が埋めますがクラブレベルはイングランドのようにラグビー人気が比較的高いとされる国、経済力上位の国でもプロが栄えていっているわけではない。なにがダメなのか。ラグビー国でもプロが儲からない競技なのに果たしてラグビー新興国アメリカでプロとして成立しうるのか。


ちょっと話が飛びますが、サッカーのW杯が始まる直前頃のスポーツ番組で英国人コメンテーターが「クリケットW杯でイングランドが優勝したばかりで、サッカーでも勝つぞー」云々とやけにウキウキして話していました。クリケットと言ってもT20大会なんですけど、英国人スポーツファンは独自の視点で注目しているものがあるんだなと聞いていました。(T20は近年盛んになった野球で言う1イニング表裏だけで決着を付ける簡略版のクリケット)

そんな具合で一般スポーツファンにも注目されるらしいイングランドのクリケットも、これが国内リーグになると「T20 Blast」(イングランドおよびウェールズ)があるだけで国内プロとしてはさほど。
これ、似てるかなと思うのはアメリカの女子サッカープロリーグとかがそれかなあと。サッカー米女子代表戦は人気が高く大スタジアムを埋められるけれど、女子プロサッカーのNWSLはこじんまりとしてますし儲かってる感じは薄いです。

メキシコ代表 奮闘虚しく敗退

いやーおもしろかったです。サッカーW杯カタール大会C組の最終戦2試合が最後までぎりぎりの戦いとなり、CONCACAFからのW杯常連メキシコ代表が最後まで走りまくり攻めまくりながら力尽きてグループリーグを抜け出せませんでした。

米国内での熱狂的な人気という意味では米代表を間違いなく上回るメキシコ代表。敗退とはなりましたが最終戦の戦いぶりは期待に恥じないものになったんじゃないでしょうか。最終スコアはメキシコ 2-1 サウジアラビア。もう一試合はアルゼンチン 2−0 ポーランド。アルゼンチンとポーランドがノックアウトラウンドに進出になってます。ポーランドとメキシコは得失点差で決着。

最終盤まではメキシコが2−0でリード、得失点差その他の都合でメキシコはポーランドを抜くのにもう1ゴールが必要で猛攻の次ぐ猛攻。対するサウジの方の戦意も衰えず、アディショナルタイムにサウジのゴールが決まってここでほぼメキシコの命運は尽きてます。でも果敢だったし苦しかったであろう最終盤まで速攻で走りきって決定機を何度も作っていてやり尽くした感あり。

もう一つの試合でアルゼンチンがもう1ゴール加えればそれでもメキシコが通過できる状態で、アルゼンチンが再三のチャンスを得ているのも並べて見ながらの観戦で、メキシコ代表に深い思い入れのない私でも大いに盛り上がりました。全米各地に存在するメキシコ系住民の居住区では異様な熱が放射されていたことでしょう。

メキシコ系メディアは第2戦が終わってC組最下位となっていたメキシコ代表に辛口の批判一色だったのですが、この戦いぶりなら敗退でも許してもらえるんじゃないでしょうか。許してあげて欲しい。

今サイクルはメキシコはCONCACAF最終予選でもパフォーマンスが上がらず苦しい戦いの連続でした。それを見てきてるので本大会に入ってからのメキシコ代表の苦戦もほぼ実力通りという見方をしていたのですが、最後の最後、あとがなくなってのこの最終戦の戦いぶりは立派だった、やればできるんじゃん!という感じでした。

これで次回北米W杯のホスト3国では米代表のみがグループを通過。メキシコとカナダは敗退となりました。アメリカ国内のサッカー人気の中身を考えるとメキシコ代表の敗退はかなりマイナスとは言えますが、メキシコ系移民はサッカー好きですから自国が敗退しても視聴は続けそうです。

順当CFPランク発表

ラス前となるCFPランキングが発表になってます。上から全勝Georgia、全勝Michigan、全勝TCU、1敗USCまでが当選圏内。4校とも次週はそれぞれのカンファレンスの優勝戦を戦います。そこで敗戦して脱落する学校が出た場合にはNo. 5 1敗Ohio Stateが空きを待つ形です。

今季は全勝校や1敗校がマイナーカンファレンスを含めても他にいないのでこの5校が上位となることには異議の差し挟みようがないので選抜委員会としては腕のふるいどころもない順当なランキングとなってます。発表前の段階では1敗の2校=USCとOhio Stateのどちらが上になるかという議論が少々あるにはあったのですが、基本的にはプレーオフ選抜委員会はカンファレンス優勝校を優遇する傾向が過去からあり、そのためもし今日の発表段階でOhio StateがUSCの上になっていたとしても、Pac-12優勝戦でUSCが勝てば最終ランクで結局Ohio Stateを抜いたのではないかという意味でどちらが上でも同じかと。

もし上位から2校が敗戦した場合には2敗校がずらり並んでいてそちらの順列の方が今回の発表分では意味がありそうです。2敗校ではAlabamaがNo. 6で最上位。Alabamaも含めてもう試合がない学校の順列はもう変わらないと考えるべきなのでNo. 7 TennesseeやNo. 8 Penn Stateなどはプレーオフ行きの可能性はどんなに異常事態でもない。ありうるのはNo. 9 Clemsonで、ClemsonはACC優勝戦に出場しますのでもう1勝積み重ねられ、過去の例からして最終ランクでは順位は上がる可能性は高い。ただAlabamaをかわして2敗校最上位になるかというとちょっと距離がある。勝ってもAlabamaの上には行けないよという選抜委員会の意思表示としてのClemsonのNo. 9というランクと読むべきなのでしょう。


もし上位がすべて順当に勝った場合はGeorgiaは準決勝の2つの会場から出場ボウルを選べますから、地元ジョージア州のPeach Bowlを選ぶことは確実です。実質ホームゲームとなります。もう一つの準決勝は西アリゾナ州Fiesta Bowlで。全米優勝戦は西海岸ロス郊外SoFi Stadiumで2023年1月9日にとなってます。なのでもしUSCがここからPac-12優勝戦、実質アウェイのPeach Bowlでの全米準決勝と勝ち抜けるならばUSCは地元での全米優勝戦を戦えるというめぐり合わせになります。

CFP時代に入って以来、プレーオフ出場校は常連4校の寡占の歴史でした。2020年時点で当ブログでもその寡占状況についてまとめを書いています。当時で6シーズンのプレーオフ出場のべ24枠のうち17枠がAlabama/Clemson/Ohio State/Oklahomaで占められてていたのです。
その記事を書いた翌シーズンも寡占は続き、2021-22シーズンはAlabama/Clemson/Ohio State/Notre Dame。
風向きが変わったのが昨季。昨季は初のマイナーカンファレンス校Cincinnatiがプレーオフに登場、他もAlabama/Michigan/Georgiaと顔ぶれが変わりました。寡占4校からはAlabamaだけ。
このままなら今季は2020年シーズンまでの寡占4校が1校も出場しない初めてのプレーオフということに。それは実現するのか、それともTCUやUSCが最後に敗戦して寡占側のOhio Stateがまた食い込んでくるのか。
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